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2008,01,19, Saturday
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皆さん、こんばんは。今日は自分の予定では1.モノマガジン「球のバラード」脱稿 2.PARCオーディオのフルレンジユニット群評価 という事になっていたのですが、この寒さも関係してか急激に腰痛が悪化、立っているだけでも痛むという有り様ですので朝のうちに行きつけの整体に言ってエイヤ!ボキボキ!・・・という感じの治療をしていただきました。「要は骨がずれて体が変形している訳ですよ」と言われてもねえ・・・重たいものを持つのはこの仕事に不可欠ですから或る意味勲章みたいなものです。
そんな訳でバラードの方はちょっとお預け。火曜締め切りですのでそれまでにしっかりイメージを膨らませて一気に書き上げよう・・・と思いながら今日は第二の予定、PARCのユニットを自宅でしっかり聴いてみました。実は今週、新潟のK松さんの自作箱に入れたユニット3種類(8/10/13cm)を聴かせて頂き、自分なりのイメージは出来上がっています。今日はメーカから直接お借りした云わば「メーカ指定標準箱」入りの状態での試聴でK松箱との相対比較によってこれらのユニットの素性を理解しようという目論見です。早速自宅のRoydのシントラを外して8cmから順に聴いてみました。 試聴機器のラインナップはTL-51X-model2-SV-722(マッキン)-「classic」KT88pp(日本未輸入)です。パワーアンプをプッシュにしたのは大入力時のパワーハンドリングを見極める為。ソースも各種テスト信号を入れるだけでなく、キット屋リファレンスディスクを用意しそれぞれの出音を確認出来ました。まだトータルで5時間程度しか聴けていませんが、大体の傾向、PARCの生まれ持った性格のようなものは大体掴むことが出来ました。 先ず8cmです。箱のサイズは200H*130W*170Dですから我が樽SPとほぼほぼ同じ(図面はこちら)。バスレフでポートがフロントに来ています。同じ8cmでもお馴染みの80AMGとは対極的なハイスピードでタイトなニュアンスを感じます。ビクターのSX-WD1KTとの比較に興味を持たれる方が多いと思いますが、一番の違いはエッジ。PARCがゴムですのでかなり低いところまでの追従性がある一方、かなり振動板の戻りが早いのでかなり入力を上げても音の崩れが起き難いのが特徴です。80AMGのような深々とした低音という訳ではありませんがパワーハンドリングに於いては80AMGよりも遥かに上で音の遠達性という部分においても魅力があります。個人的にはこのユニットはバッチリ背圧をかけてやると全然違った面が出てくるような気がします。音道を絞り目にしたバックロードか共鳴管などで鳴らすと非常に良い物が出来そうな予感。先ずは樽SPに入れてみて、その次はバックロードに入れて様子を見てみようかな・・・なんて思っています。未知の魅力と作る側のイメージを掻き立てる魅力的なユニットと言えるでしょう。 ![]() これが8cm。品番は「DCU-F101W」です。ダブルバスレフも良いかも・・・いずれにしても箱側で色々工夫すると大化けしそうなユニットです。 次に聴いたのが10cm。品番は「DCU-F121W]です。標準箱情報はこちら。はっきり言いまして今回聴かせて頂いている3種類の中で個人的に一番気に入ったのがこの10cmです。ウッドコーンならでは伝播速度の速さとクセの無さ。そして飛びの良さ・・・このパッケージングは今までのフルレンジの良いところ取りのような見事さでとても魅力があります。そういえば昔「オーラトーン」っていうSPブランドがあったのを覚えていらっしゃいませんか?そう元々はスタジオユースで一世を風靡し、その後ホームオーディオでも大人気となったミニSPシステムですが、その再来と言っても良いような魅力がこのユニットに秘められているような気がしてなりません。 ![]() 黒いエンクロージャに入れるとグッと締まった外観で格好良いですねえ!音も良い。私の細長い部屋でSPからリスニングポイントまで7m弱あるのですが、バシっと音が飛んできますし、パワーをガンガン入れても音の崩れがありません。はっきり言ってイチオシです!このユニットで皆さんがどんな箱に入れられるのか非常に興味がありますね。販売開始が楽しみです。 そして最後に13cm。品番は「DCU-F131W」。箱はグンと大きくなって13Lです。121Wと直径が1cm違うだけでメーカがこれだけ大きさの違う箱を用意したという事からユニットの基本的な性格が違うだろうと睨んだアナタは偉い! ![]() このクラスになるとやはり余裕が違います。正直申しますとよくオーディオメーカーがトールボーイでペア10万とか15万というのが沢山ありますが、ユニットだけを見ますと、ここまで凝った、言い換えればしっかりしたユニットを使ったものは殆どありません。勿論車がエンジンだけでは語れず、シャーシ,サスペンションとの三位一体でトータルのパフォーマンスが決まって来る訳ですが、このクラスのエンジンとしては非常に優れたもので量産品SPシステムにはなかなか使えないものであることは事実です。私が製品企画者ならばこのユニットはフルレンジ用途も然ることながら3ウェイのミッドレンジ用途を提唱したいと思います。大体ミッド用のユニットは碌なものがありません。これを使えばかなり大型(12インチ〜15インチクラス)のウーハと一緒に使っても全く遜色ない中域の鮮度感を聴かせてくれるでしょう。フルレンジ用途で言うと僅かに超高域のヒリ付きを感じることがありますが、これは吸音次第で十分対策可能な案件です。ペーパーコーンにはない直線性の高さと音像の明快さ。アルミ振動板にように温度感が低くなく使いやすいユニットで期待大!です。 ![]() 三兄弟揃い踏みの絵。これから10日間ぐらいかけてじっくりテストして行きますが今日は先ずシェークダウン。私どもとしてもこれらの素材をどう活かしていくか、色々と考えながら試聴を重ねて行きたいと思います。2月上旬から販売開始の予定ですので、どうぞお楽しみにお待ち下さい! 明日は朝9時からI瀬さんのお宅でオリジナルオートグラフの二階据付。お昼はサンバレー本体の大新年会。その後、N村さんの家で行われるオフ会に参加の予定です。夜は雪になると天気予報では言っていますので降る前に帰ってこないと・・・。皆さんも良い休日を! |



