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2008,01,23, Wednesday
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皆さん、こんばんは。今朝は6時に会社を出発、予想通り途中から雪になりました。中津川付近で白いものが混じり始め、恵那山トンネルを過ぎたところで銀世界。幸い大きな混雑もなく、忌まわしき「アゴ外れ事件」のような事もなく、無事目指すS工業さんに着きました。約束よりも随分早く休憩込で310キロを4時間で走破出来たのは上出来と言えるでしょう。
早速社長さんにお目に掛かってお話を伺いました。昨日書きましたように正直なところ「大企業にキットのものづくりが本当に分かって頂けるのか」という思いがあったのですが、実際顔を見ながらお互いの思いの丈を吐露し合ううち、「ここならきっと良い関係が築けそうな気がする」という確信にも似た気持ちが満ち満ちてきました。会社の規模は私どもとは較べられない程の大きさですし業容も雲泥の差。でも「何か自分達のやりたい事をやってみようよ」と真空管アンプの世界に参入した、と伺って一気に見方が変わりました。 驚くべきはそのもの作りの方法。我々が1台1台、2週間かけて作り、半日かけて測定し、一週間掛けてエージングしてやっと完成して皆さんにお届けする完成品アンプですが、此処ではハンダ槽で流された完成基板を手馴れた女性が組み付け、データロガーで制御された測定機器で完璧な測定を3分で完璧にやってしまうのです!同じ真空管アンプでも全く製造の基本,文化が違うとはこのこと。私も佐藤氏も真空管アンプというのは1台1台手で作り上げてタオルでハチマキしながらテスターで電圧を測り、オシロで波形を監視しながら時間を掛けて測定するのが当たり前だと思っていた・・・その根っこの部分とは全く違う世界を目の当たりにして完全に圧倒されました。・・・そうか現代のものづくりはこうなんだ・・・我々のやっているのは単純に数が多いだけで個人の工房と変わらない方法なんだ、と非常なカルチャーショックだった訳です。 しかしこの値段でこのシステムで国内生産でペイ出来るとは本当に凄いこと。早速製品を一緒に企画出来れば良いなあ、なんて思っています。S工業さんとはキットメーカーとして協業するよりも自分の持ち味を活かした最先端の量産技術を活かした完成品カテゴリで是非私どもとコラボレートして欲しい、という思いをお伝えしてきました。これから定期的にお会いして少しづつプランを温めて行きたいと思います。 それから一路乗鞍へ。雪は益々その勢いを強くしています。 ![]() 松本インターICを降りて国道158号を上って行きます。まだ地面が見えますが標高が上がるにつれてどんどん積雪が増していきます。 ![]() 4時前にウインズに到着。いつもと反対のアングルで1枚。ウインズの玄関から近くの山並みを望みます。雪が様々な音を吸い取っているのでしょう・・・シーンともの凄く静かで下界の喧騒とは隔絶した世界です。 ![]() 今日は私たち以外にお客さんはいらっしゃいません。三人で時間の過ぎるのも忘れPARCユニット三種を使ったエンクロージャの試作図面を見ながら打合せ。来月下旬には試作が上がり評価に入っていきます。樽という極めて魅力的な素材によって一体どんなSPが生まれてくることでしょう。とても楽しみです。 |


