日記カレンダー
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
<<前月 2010年03月 次月>>
  新しい日記
  検索
Google
店主日記内を検索
  過去の日記
2002年
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2003年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2004年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2005年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2006年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2007年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2008年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2009年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月
  ・  10月
  ・  11月
  ・  12月
2010年
  ・  1月
  ・  2月
  ・  3月
  ・  4月
  ・  5月
  ・  6月
  ・  7月
  ・  8月
  ・  9月

















 

二日目レポート
 皆さん、こんばんは。今日も新会(シンホイ)のホテルから日記をお送りしておりますが、何となく変なのがメール。受信はスイスイ来るのですが送信がメチャメチャ重い。そういえば前回も前々回もそうだったかもしれませんが、ひょっとしてこれが噂の当局による検閲か・・・なんて思いながら気にせずPCに向かっています。もう明日には帰国する訳で今日が最後の現地日記になりますが、今日は色々と盛りだくさんな一日でしたので写真をたくさん交えてお送りしたいと思います。


今回お世話になったホテル。豪華楼の名の通り、実に落ち着いた良いホテルです。また何時かシンホイに来ることがあれば是非ここを利用したいと思わせる風情があります。朝7時くらいから地元の人たちが太極拳をやっていました。


今日ホーさんの工場へ行く途中で撮ったスナップを何枚かお目にかけます。最初は街行く人々の表情から。オリンピックを境に都市部では一気に近代化が進んだところもたくさんありますが、江門のような地方都市では、まだ以前の佇まいが多分に感じられます。こういう自転車もたくさん見受けられますが・・・


都会になるに従って、こういう電動自転車の割合が急激に増えます。免許も要らないようで世代を超えて爆発的に普及しているようでした。


これも江門市で見つけた、ちょっと懐かしい中国式乗合タクシーです。


実際こんな感じで街を走っています。簡単に言えば軽トラの荷台の両側に椅子がついているイメージですね。


これは日本ではなかなか見られない景色。旧正月の飾りがまだそちこちに残っています。


何本か路地を入っていくと舗装もされていない路地の向こうに、地元の人の社交場でもある看板も何もないレストラン(食堂?)を見つけることが出来ます。言うならば町の定食屋さんという感じででしょうか。


今日は土曜日。近所の人たちが定食屋さんに集まってトランプに興じています。とてもスローで良い雰囲気でしたので思わず撮らせてもらいました。


ちょっと歩くとこんな感じのバンブーハウスが沢山あるのも地方都市ならでは。ホーさんの工場もこんな静かな場所にあります。


ここがホーさんの工場。kitLS3/5Aのふるさとでもあります。典型的な地方の中規模な工場です。


早速打ち合わせに入ります。今回の出張のメインテーマである10インチ同軸2ウェイオリジナルユニットの一次試作改善依頼内容の説明と具体的改善方策の検証です。


今回ホーさんから提出があった二次試作ユニットの心臓部。磁気系と振動系の拡大写真です。


これはフェイズプラグを裏返したところ。よく知らないと見過ごしてしまいそうな一枚ですが、このプラグ穴がどう揃っているかは非常に重要な部分。その名の通り位相調整と指向角をこのパーツ一つで全て決めているといっても良いキーパーツですので念入りにチェックしました。


さらにお見せするのが内蔵されている磁石。勿論アルニコです。高域/低域一体型でテーパをつけた形が特徴的で約15000ガウスを発生させています。今の同軸ユニットは簡略化され高域と低域の磁石を分けているものも多いですが、私どもでは音質最優先でアルニコ一体型を採用しています。

 これらの他にも単なる外観上の問題だけでなく、沢山のテーマについて協議しました。次回サンプルについては遅くとも来月には入荷しそうですので、今回抽出した問題点がどのように解消されているかを十分に確認しようと思っております。

 これは余談になりますが今日ホーさんの工場を歩いていて見つけたものを幾つかお目にかけましょう。


ホーさんが現在手掛けているWEの4181ウーハ。そっくりです。


WE597Aボストウィックツィータです。これは既に日本で売られているかもしれない、ということでした。


これはLANSING(ALTEC)のウーハのフレームですね。形状だけでなく、見えない部分の素材も勿論音質にも拘るホーさんの情熱を垣間見たような思いです。


そうそう忘れてはいけません。kitLS3/5Aも順調に準備が進んでいました。今回はお約束通り・・・早ければ今月中にも到着のご報告が出来るかもしれません。ご予約の方はどうぞお楽しみにお待ち頂きたいと思います。

 実は今日の打ち合わせは、昨日の流れでAudio SpaceのピーターもABCレコードの徐さん達も一緒に参加してくれた訳ですが、終わってひと息ついていると誰からともなく「ABCのスタジオを見にいかないか」という話になり、車で2時間ほどの広州(ガンズー)に向かうことになりました。仕事柄再生装置を見せてもらう機会は多くありますが、録音やマスタリングの現場を見させて頂くことは少ないので是非!とお願いして早速高速で広州へ向かうことになりました。

 その途中で中国でも最大の茶葉のマーケットがあるというので寄ってみました。中国じゅうからありとあらゆる茶葉が集まり全国から買い付けにお客さんが来るそうです。驚くなかれお店の数は実に5000!。いうならば街全体が一つの市場のようなところです。


これがマーケットの入り口付近。ここから何千というお店が軒を連ねる訳です。


お店の雰囲気はこんな感じ。


こんな風に色んなお茶が並んでいて・・・


茶器もたくさん。


頼めば試飲もさせてくれます。TVなどで観たこともある方もいらっしゃるかもしれませんが、お茶を淹れるのも一つの流れというか作法みたいなものがあって見ているだけでも、その歴史的重みを感じることが出来ました。鉄観音ひとつとっても様々なバリエーションがあり、味わいも日本とはひと味違う感じ。とても貴重な経験をさせて頂きました。

 そしてほどなくABCレコードのオフィスに到着です。広州は江門と違って大都会。街の風景も全く違って近代中国の象徴のよう。ABCのスタジオもまさに最先端の技術の粋が結集されている感じでありました。


ここが目下アジアにおける台風の目とまで言われるようになったABCレコードの入り口看板。


そしてこれがDSDマスタリングを行なっている証です。否が応にも期待が高まります。


先ず徐さんの社長室に案内されました。BGMというよりも第二スタジオという感じもなきにしもありますが、後で紹介するスタジオも含め基本的に全てモニターはGENELEC(フィンランド)のパワードタイプが使われていました。


ここは目下改装中のスペースを使って暫定で置かれているJBLのWウーハ/ホーンシステム。845PPで鳴らされていました。


さりげなくWEのポスターが・・・。プロオーディオの関係者でも音に拘っている人はみんなWEが大好きです。今から70年以上も前にあのクオリティを実現させていたことに対する尊敬と揺ぎ無い個性を秘めた音質への賞賛・・・これは国境を越えて同じのようですね。


そしてここがABCの心臓部。マスタリングスタジオです。ピラミックスというシステムを使いPCMでもDSDでもあらゆるフォーマットに対応したマスタリング環境が目の前にある訳ですが、半日前まではバンブーハウスの中で打ち合わせしていた自分がまるでタイムマシンに乗って30年前の中国から最先端の中国に飛んできたような気分です。よく「現場の音」なんて言葉がありますが44.1kHz/16bitに落とす前のダイナミックレンジの広さ,音のニュアンスの多彩さには舌を巻きました。


そしてスタジオ内にはSTUDERのA-80が2台。アナログマスターをA/Dして最高の状態で保存しCDにマスタリングする光景はSV-192A/Dのイメージと重なるところが多分にあり、非常に興味を持って見学させて頂きました。
 徐さんによれば現在Mark Levinson氏設計による新スタジオも建設中とのことで完成が実に楽しみです。それが出来た頃、是非またお邪魔させて頂きたいなと思いました。

 その後、皆で食事して徐さんとお別れし、再びシンホイのホテルに戻ったのが午前1時半。明日は帰途につくため朝も早いので寝ないでこうしてPCに向かっているところです。明日は珠海(ズーハイ)からフェリーで香港を経由してセントレアへ。家に帰るのは多分夜の10時半頃になると思いますが、今回たった3日間の大急ぎ中国旅行で得たものは何だったのかしっかり反芻しながら帰途につきたいと思っています。

 



店主日記TOP


(c)2007 SUNVALLEY