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音楽を聴くことの意味
 皆さん、こんばんは。今日はほぼ一日、再来週に迫ったISO14001の「内部環境監査」に備え図書館で勉強しておりました。皆さんの中にもISOを取得している会社にお勤めの方も多いと思いますが、私はISO的に言うと会社全体の責任者・・・もし私が内部監査で下手を打つと一生懸命やってくれているISO事務局だけでなく会社全体に迷惑が掛かるので、結構真面目にやっています。

 図書館は受験本番を控えた学生さんが沢山居て、静寂の中にも張り詰めた雰囲気・・・知り合いが居る訳でありませんが、どこか"一緒に頑張ろう"的な雰囲気が漂っていて、多分家だと直ぐに飽きてしまうところですが夕方まで集中力を切らさずに机に向かうことが出来ました。明日もこの流れに乗ってもう一日自主トレに励もうと思っています。

 ところでつい最近(まだ数日ですが)、初めて"SNS"なるものに参加させて頂いています。私にとってネットは基本的に仕事のツールでプライベートで使おうと思ったことが今まで余りなかったのですが、ここ何日か今まで全然知らなかった人とWEB上で交流出来る面白さと共に、日頃会って喋っているだけでは全然分からなかった別の一面を発見したりしてそれなりに楽しんでいます。私もこの日記とは別に完全プライベートの日記も書いてみたり・・・。良いかたちで継続できれば良いなと思っています。仕事と違い「ゆるく」お付き合い出来るのが良いですね。

 そういえば昨日付けの日記で書いたことに関して色々な意見や感想を頂きました。どうも有難うございます。こういう事を書くと直ぐに何処の誰の事だろう・・・とか言う人がいますが、決して私は相手の方そのものの事をどうこう言っているつもりは全くありません。それぞれがどう考えようが、どう主張しようが自由な訳ですし私がそれを高所から否定出来るものでもありません。皆さんがどう考えるか、どう感じるかも自由ですし、自分だけが正しいなんて言うつもりも全くありません。ただ私とは考え方,感じ方,聴き方が違う・・・そう感じただけのこと。
 オーディオの聴き方というのは音楽との間合いのとり方,接し方により如何様にも変化します。そもそも演奏という行為は基本的に譜面に書かれた音符にどれだけ自分という人間の情感を乗せて音を出すかという事なのではないでしょうか。オーディオでも同じです。昨日の話とダブリますが、譜面どおり一糸乱れぬ演奏が出来るのが名演奏なら何故これだけ沢山の音源が出て、日々演奏会があるのでしょう?それはその音源,或いはその演奏会でしか体験できない固有の表現や印象というものがあるからではないでしょうか。

さきほど或る演奏家の方からこんなメールを頂きました。とても深く考えさせられるメッセージです。

我々も、音程やリズムや細かなところを気にしすぎるが故、
音楽の流れが失われることがよくあります。勿論正確に
演奏することが要求されることは当然ですが、いざ正確に
演奏すると、これが意外と面白くない演奏と言われることも
あるんです。名演と言われるCDは聞いてみると結構ミス
だらけ?あってない!?みたいなCDも少なくないと思います。
これは、私が音楽家故のそれこそ重箱の隅をつついた聴き方
だと思いますが、その演奏を生で聴いた方はきっと感動した
のでしょう…故に名演と言われる?…でも、いざCDにすると、
色々なトラブルが耳に入る…その名演を現場で聴いた方は、
その時間までさかのぼり、ご自身のイメージとともに再生
される…これは素晴らしいCDに聞こえるでしょうね…でも、
私にはミスの多い演奏にしか聞こえないことが多いんです。
これこそ、専門家故の不幸かもしれません。


・・・私もこういう仕事をしていて敢えて粗探し的に自分の音を聴かなければならない局面も多々あります。こういう時は音楽を聴いていても全然楽しくありませんし、とてもストレスが溜まり疲れます。試聴のお客さまでも「良い音を聴かせて下さい」という開かれた心で来る方と、最初から猜疑的な閉じたマインドで来る方も直感的に区別がつきます。上のメールを下さった方と全く同じで私はSPやアンプによってこれだけ音が変わる・・・その揺らぎ(バリエーション)の大きさを知り、そのなかで自分にとって一番自然なものを選ぶのも、敢えて色々な表現を個別に楽しむのも両方アリだと思います。

 例えばモーツァルトのアイネクライネはこれに限る!という愛し方も勿論良いですし、アイネクライネという曲自体を愛して色々なオケの演奏を楽しむ事だって勿論楽しいことです。その楽しみ方だって自分で決めれば良いのです。それこそが「音を楽しむ」=音楽では?オーディオも全く同じです。

 



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