ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

JATPコンサート(1944年 & 46年)(2008.4.1)

ヴァーブ・レコードを創設したノーマン・グランツは、1944年に、ロサンゼルスのフィルハーモニックホールで「ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック」(JATP)と銘打ったジャズ・コンサートを開催した。その時々の1流のジャズメンを集めた、ジャムセッション風のJATPのコンサートはその後も続いたが、この第一回のコンサートのライブ録音が、JAZZ At The PHILHARMONICというアルバムタイトルで、1946年に発売された。このアルバムが、ジャズのライブ盤の最初だと言われている。
ぼくはその時のオリジナル盤は持っていないが、1976年にヴァーブより再発された2枚セットのアルバムを最近になって入手した。このアルバムは、DISK1とDISK2のA面が1944年のコンサートのライブ録音で、DISK2のB面が1946年のビリー・ホリディの加わったJATPによるライブ録音となっている。46年のコンサートについては、日本企画による「ビリー・ホリディの魂」というアルバムのA面に収録されている。B面は大和明氏の選定による、ヴァーブ時代の代表曲が収録されている。
この2枚のアルバムを比較して気づいたのだが、JATPのメンバーが異なっているのである。JATP盤では、トランペッターがジョー・ガイとなっているが、ビリー盤では油井正一さんが解説の中で多分バック・クレイトンではないかと言っている。それからJATP盤では記述がないが、油井さんは、テナーのレスター・ヤングと多分コールマン・ホーキンス、ギターに多分アーヴィング・アシュビーが参加していると書いておられる。聴いてみると、はっきりとした特徴までは分からないけど、テナーの音もギターの音も入っているので、油井さんの言っていることの方が、真実に近い気がする。
(ここで中断)






春の散歩(2008.4.4)

暖かな春の陽気に誘われて、1歳半になる孫と共に散歩に出かけました。いつしか相棒はベビーカーの中で、すやすやと眠っています。周りを見てみると、土手ではタンポポやスミレも花を開き、庭の海棠も艶やかなピンクの花で満開です。




夢と憧れ


暖かな春の日に、野に出でて佇めば
薫風かおり、陽光につつまれる
雲雀は、高く舞いあがり
妙なる調べをゆたかに、うたを歌う

いつしか、眠りが私をさそい
微睡みのなかで、貴女をみる
その姿、花海棠の化身かと
ああ 私は、貴女にあこがれる

わたしは貴女に、集中し
其のささやきに、心を乱し
其のほほえみに、思いを焦がし
わたしは 其の唇に、想いをつたえる

なりわたる春雷とともに、雲雀の歌も消え
微睡みのなかの、夢も消え
吹き荒ぶ、雷風の中に
海棠の、花が散る
(生野恭)





書斎のオーディオに新しい仲間(2008.4.5)

雑記帳を書くようになって、書斎にいる時間が多くなり、音楽を聞く時間もオーディオルームよりこちらの方が多くなりました。そこで書斎のオーディオシステムを見直しました。まずスピーカーですが、A-7、アルテック10インチ、kit LS 3/5Aの3セットを使い分けています。昼間はA-7で、夜10時からのFM・RADIO-iのジャズアワーなどは10インチ、夜にLPなどを聞くときはkit LS 3/5Aなどという風です。パワーアンプはJB-300とSV-9Tを使い分け、プリはSV-14LBを使い、そこに新しくSV-6というイコライザーが新しく仲間に入りました。
 今まではスピーカーにJMラボのコーラス715を使いサンスイの607XRというプリメインで聞いていました。このスピーカーの、特にツイーターの音が他にない特徴的な音で気に入っていましたが、このスピーカーは真空管アンプでは鳴らすのが難しく、今回は一時的に休息させました。そのためにLP再生用のイコライザーアンプが必要となり、SV-6の登場となったのです。
使用しているカートリッジがシュアーのM-44Gなので、ジャズの再生を意識して、中音のざっくりとした音で再生しているので、SV6の実力がどこまで発揮しているのか限界をつかんではいませんが、真空管による倍音感は気持ちよく乗っていると思います。
せっかく作ったのでSV6について少し解説します。このキットはサンバレーの製品の中では、比較的早く商品化されているのでご存知の方も多く、いまさらという感もあるかもしれませんが、大変作りやすい製品です。MC入力を増幅するためのヘッドアンプというかフラットアンプの基盤と、イコライザー部(真空管の付いている基盤)および電源を供給するための基盤の、3つのプリント基板はすでに完成品として出来上がっているので、これらの基盤を含めた部品をシャシーに取り付けて、それぞれの部品同士をつなぐ結線を半田付けすれば完成という、本格的なキット作りをイメージすると物足りないくらい少ない手間で作れます。ぼくの場合で、のんびりとやって2晩で出来ました。それでも最初の電源を入れる時と、音を出す時には緊張するものです。そして上手くいったときの満足感、これぞキット作りの醍醐味でしょう。

再度システムを見直しました。ジャズのウッドベースをA-7でダンピングの効いた音で聞くために、プリアンプをSV-722、パワーアンプを超8Bに変更しました。しばらくこれで聞き込んでいきます。
それにしても、一人で配置換えをすると、心よりも体のリフレッシュが必要である。





ラベル作曲「ボレロ」の解説(2008.4.8)

ラベルのボレロといえば、大抵の人は、一度は耳にしたことがあると思います。これがオーケストラ泣かせの名曲だそうです。どんなふうの構成になっているか、調べてみたので説明します。ボレロの基本的なリズムは、のようになっており、まず小太鼓が最弱音でこのリズムを叩きます。
1. 次に聞こえてくるのが、フルートの最低音部を使った柔らかなメロディーAです。
2. クラリネットを使ったエキゾチックな同じくメロディーAです。
3. バスーンの最高音部を使った、哀愁を帯びたメロディーBです。
4. 小型のクラリネットを使った、同じくメロディーBです。以下メロディーAが2回、メロディーBが2回と順番に反復されます。
5. オーボエ・ダモーレ
6. 第一フルートと第一トランペット、重唱により音の厚みを出しています。
7. テナーサキソフォン、アメリカのジャズの影響を受けてテナーサックスを採用したといわれています。
8. ソプラニーノサキソフォン→ソプラノサキソフォン
9. ピッコロ(2管)とホルンとチェレスタ
10. オーボエとオーボエ・ダモーレとコーラングレとクラリネット
11. 第一トロンボーン、この演奏が最も難しいといわれています。通常の音域よりも1オクターブ高い音で演奏する必要があり、名人でもいつも完璧とは行かないようで、ここが上手くいくかどうかに成果がかかっている。
12. フルートとピッコロとオーボエとコーラングレとクラリネットとテナーサキソフォン
13. フルートとピッコロとオーボエとクラリネットと第一バイオリン、ここに来てやっと弦楽器がメロディーを担当します。これで音楽がぱっと華やかになります。
14. フルートとピッコロとオーボエとコーラングレとクラリネットとテナーサキソフォンと第一バイオリンと第二バイオリン
15. フルートとピッコロとオーボエとコーラングレとトランペットと第一バイオリンと第二バイオリン
16. フルートとピッコロとオーボエとコーラングレとクラリネットとトロンボーンとソプラノサキソフォンと第一バイオリンと第二バイオリンとヴィオラとチェロ、チェロがここで1回だけメロディーを担当します。
17. フルートとピッコロとトランペットとサキソフォンと第一バイオリン
18. フルートとピッコロとトランペットとトロンボーンとサキソフォンと第一バイオリン、ここで音楽が最高潮に達すると突然転調し、高揚感が増したところで銅鑼の音も入ってフィナーレを迎えます。

と、受け売りで書きましたが、この程度のことでも知っていると、聞く楽しみも少しは増すと思います。





4月上旬の反省(2008.4.14)

雑記帳を書くにあたり、テーマを何にするかについて、いつもあれこれ考えるのであるが、今回は書きたいことが沢山浮かび、最初から書きかけで次のテーマを書き出したりしていた。この調子で行けばいつもより楽だと思っていた。
ところが順風満帆にはハプニングがつき物で、息子から、孫が水疱瘡に罹り、保育所に連れて行けないので1週間・昼間だけ扱ってほしいと頼まれた。嬉しいような、迷惑なようなことであるが、結局二つ返事で引き受けた。1週間が過ぎてみると、テンションが下がってしまい、書きかけのものも一向にモチベーションが上がってこない。そのうちにまた次のテーマが浮かんできてそれを書きかけた。
一方でサトイモの種の芽だしをしているので、圃場の準備をしているのだが、天気が変わりやすく、作業がそれに振り回されている・・・・・。

と、まぁ、結局言い訳を、ぐだぐだ書いているのだが、反省は、いくらテーマが浮かんできても、書きかけのものを一つ一つ終えて次に移る、ということが大切である。













<<雑記帳トップへ戻る