ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

古本を沢山買いました(2010.2.5)

 しばらく古本屋に行っていなかったが、今日は一日かけて、あちらこちらの古本屋を廻り沢山の本を買い込みました。本を手に入れたいと思わないときは、なかなか本屋に行く気になれなかったが、今は植物に関する勉強をしたいと思っているので、専門書は新品で買うにしても、啓蒙書ならば新書版の本であるだろうと思い、そのテーマで探しに出かけたのである。
 「大地の微生物」服部 勉著、岩波新書
 「植物は何を見ているか」古谷雅樹著、岩波ジュニア新書
 「細胞から生命が見える」柳田充弘著、岩波新書
 「ふしぎの植物学」田中 修著、中公新書
 「これでナットク!植物の謎」日本植物生理学会編、講談社BB
 「植物のふしぎな力=フィトンチッド」B・P・トーキン、講談社BB
 「細胞を読む」山科正平著、講談社BB
 「生物学で楽しむ」吉野孝一著、講談社BB

 以上、8冊の新書による啓蒙書を入手しましたが、それ以外に思わぬ本が手に入りました。「図説 生物の世界」遠山 益著、裳華房です。これは大学の教科書を意図して書かれた専門書です。

 次の興味の対象は、当然ながらジャズとオーディオです。
 「ヨーロッパ・ジャズ黄金時代」星野秋男著、青土社
 ヨーロッパのジャズに関心を持っているので、その方面の第1人者である星野さんが最近書かれたこの本を、探しに本屋に行き手に入れました。この本は古本ではなく、新本を買いました。
 「オーディオマニアが頼りにする本 1、2、4」桝谷英哉著、青年書館
 「長岡鉄男のわけのわかるオーディオ」長岡鉄男著、音楽之友社
 「ジャズの鉄板50枚+α」神舘和典著、新潮新書
 「ジャズの歴史」相倉久人著、新潮新書

 クリス・キットで有名な桝谷さん書かれた本を偶然入手することになりました。面白そうなので全巻揃えたいですね。

 現代詩の本が6冊あったので買いました。ぼくはこの現代に詩人については、良く知らないのですが、だから逆に興味がわいたのだかもしれません。
 「小島禄琅詩集」「小川アンナ詩集」「皆木信昭詩集」「佐久間隆史詩集」「長津功三良詩集」「川村慶子詩集」いずれも土曜日術社出版販売

 つぎは、植物の本関連で買い求めたものです。
 「人間の遺伝」田島弥太郎、他著、NHKブックス
 「宇宙の科学」小尾信彌著、NHKブックス
 「水の科学」北野康著、NHKブックス
 「免疫、その驚異のメカニズム」谷口 克著、ウエッジ選書
 「森の虫の100の不思議」日本林業技術協会編、東京書籍
 「脳科学探検」ロナルド・コチュラック著、JMAM


 最後は、1冊1冊の個人的興味で買ったものです。
 「生と死が創るもの」柳澤桂子著、草思社
 この人のエッセイを見ると、今までもつい手を出してしまいました。
 「宇宙の果てまで」小平桂一著、文藝春秋
 ハワイのマウナケアに設置された日本の望遠鏡の物語。
 「摩擦の世界」角田和雄著、岩波新書
 摩擦の科学(トライボロジー)は仕事でかなり取り組んだもの。
 「藤沢周平という生き方」高橋敏夫著、PHP新書
 藤沢周平の時代小説は、大好きである。
 「新しい科学論」村上陽一郎著、講談社BB
 ノーベル賞科学者が科学に取り組む考え方を提示したもの。
 「消えた反物質」小林 誠著、講談社BB
 同じく、ノーベル賞科学者が書いた先端研究。

 以上、今日一日かけてぼくが買い物した本の紹介でした。好きなものをあれこれ探していると、知らない間に時間が過ぎ、終わってみるとかなりの本を買い込んでしまいました。果たしてこれをすべて読めるかというと、手元において何回も、何回も読み返す本と、斜め読みして終わりというものが出てくるのは仕方のないものと思っています。
 本との楽しい出会いのあった一日でした。
 





 ヨーロッパ・ジャズ黄金時代(2010.2.8)

 先日買った「ヨーロッパ・ジャズ黄金時代」の書き出しの「ヨーロッパ・ジャズの歴史」部分を読んで、少しこの本を紹介する気になりました。著者の星野秋男さんは、これまでヨーロッパ・ジャズの解説では決定版といわれている、1997年に刊行された季刊ジャズ批評別冊 『 ヨーロッパのジャズ・ディスク 1800 』にも大いに貢献されている、日本のヨーロッパ・ジャズ研究の第1人者です。
 彼がこの本の「まえがき」で、最近もヨーロッパのジャズが多く紹介されているが、ほとんどがイージーリスニング的であり、本当は1960年代から70年代にかけて素晴らしい黄金時代があったのに、それが余り理解されていないのは残念なことなので、と感想を述べられ、それがこの本を書くきっかけになったと言っておられる。筆者はどちらかというと今日のピアノトリオに代表される耳当りの良いヨーロッパ・ジャズに対しては否定的である。
 ということで、その主張は『 ヨーロッパのジャズ・ディスク 1800 』で述べられていることと基本的には同じであるが、今日的に加筆訂正されているのと、紹介されているアルバムが半分くらい入れ替えられているようである。
 ではヨーロッパのジャズというカテゴリーの特徴は何かについては、二つのことを指摘している。ひとつはヨーロッパ音楽の伝統であるクラシックの影響があるということ。もう一つは楽器に演奏技術の基本がとてもしっかりしていること。そして音楽の表現が、アメリカのように感情をストレートに表現するというより、より音楽的である、といっている。
 そして各論では、国別にイギリス、ドイツ、フランス、イタリア、北欧諸国、東欧諸国、その他のヨーロッパ諸国に分けて、ジャズの状況を概観し、一人一人のミュージシャンについて解説し、代表的なアルバムを全部で440枚紹介している。最後にプログレシブ・ロックとジャズの関係、クラブ・ミュージックとジャズの関係、クラシック音楽とジャズの関係について解説し、トータルで389ページにおよぶ本の構成となっている。
 ぼくも、筆者が主張するように、現在紹介されているヨーロッパ・ジャズには物足りなさを感じており、こういうことを意識したわけではないが、例えばバルネ・ウィランのサンジェルマンでのライブコンサートを記録した「バルネ」というアルバムを聴いて大変感動した事がある。このアルバムについて筆者はこう解説している。「バルネ絶頂期の決定的名盤だ。本場アメリカのケニー・ドーハムを相手に、互角どころかむしろ吹き勝つような堂々たるソロで、バルネの実力をいかんなく見せつけている。歌心、音色、乗り、いずれも文句なし」まったく同感である。
 ぼくもこの本を手引きにして、ヨーロッパ・ジャズ黄金時代を、あらためて紐解いてみようと思う。
 












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