ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

秋の気配 (2010.9.29)

 暑く、長かった真夏日もそろそろ終わりを告げ、秋の気配がやってきました。我が家の畑では、夏野菜の定番であるナス、トマト、キュウリのうちトマトは9月の初めに姿を消し、キュウリも急速に活力を失いつつあります。ナスについては何とか10月まで収穫ができそうです。
 昨年はトマトも10月いっぱいは元気でしたが、今年は体力が持ちませんでした。キュウリは昨年に続き今年も夏を越せませんでした。ナスは8月初旬に切戻し剪定をして、体力を回復させた事が功を奏し、半分は元気です。しかし7月に病気にかかった残りの半分は、体力が回復せず、生きてはいますが満足な収穫ができない状態となっています。いずれにしても夏野菜は10月には姿を消してしまいます。
 一方で、9月に種を播いたダイコン、ハクサイ、ナバナ、コウタイサイといった秋冬野菜が、元気に芽を出しています。今の時期はこういったアブラナ科の植物はモンシロチョウなどの幼虫の大好物なので、防虫ネットを張って虫除けをしないと、えさを生育状態となってしまいます。それと播いてもいないのに生えてくる雑草との戦いです。季節の変わり目でもある今は、畑の野菜も選手交代の時期でもあります。
 発想が飛躍しすぎかもしれませんが、振り返って自分のことを考えてみると、3年前に定年退職し、2年間農業の研修を受けて卒業後、今年は講師としてお世話になった研修センターのお手伝いをしてきました。自分の一生を夏野菜の季節で表現すれば、春・夏を過ぎて秋に入り、今までの体力の蓄積の中でどう秋を過ごし、来るべき冬に備えるかといったところでしょう。
 そんな中で、残された自分の時間を少しは世の中の人の役立てる事が出きるかと言う事と、それ等を通して、まだ知らない未知のことと遭遇し、自分の好奇心を満足させたいという欲張ったことを考えています。
 この「ジャズ・オーディオの雑記帳」も、今回で丁度丸3年経ちました。スタート時に何とか3年はやり抜こうと思っていましたので、やっと一つのハードルをクリヤーした感じです。あらためて、掲載の場を与えていただいた大橋店主を始めとするキット屋の関係者の皆さん、スランプに陥った時に背中を押してくれた第9のIさんを始めとする多くのオーディオと音楽の仲間の皆さん、それとぼくのつたない文章を読んでいただいた多くの皆さんに感謝です。
 と、区切りの挨拶をしましたが、もう少し続けさせていただくつもりです。自分では少しマンネリ化したように感じているので、何か新しい工夫をしたいと思っています。但し今、具体的なアイディアを持っているわけではありませんが。
 秋の気配を畑に感じながら、この雑記帳が3年という区切りになったことと重なり、とんでもない方向の話となってしまいましたが、秋の気配はここかしこにあると思います。
 ぼくの身近な所では、近くの土手に咲いている赤い彼岸花(曼珠沙華)やススキの花、こおろぎや鈴虫の鳴き声、それにもまして吹いてくる風の涼しさ、などなど多くの自然。また、お土産にいただいた栗きんとんのお菓子にも季節を感じます。
 そして秋になると、ぼくの心に詩人が住み着き、寂しさ、たそがれ、孤独といった感情を思い起こさせます。
 落葉 ポール・ヴェルレーヌ上田敏 『海潮音』より
 秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの ひたぶるに 身にしみて うら悲し。
 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。
 げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな。
 
   
   











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