ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

バリー・ハリス(2011.10.1)

 ジャズの好きな人であれば、以下に挙げるアルバムはたいてい知っているでしょう。ぼくもこれは全部持っています。
 ・Magnificent Thad Jones / Thad Jones / Blue Note 1956
 ・Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery / Wes Montgomery / Riverside 1960
 ・Them Dirty Blues / Cannonball Adderley / Riverside 1960
 ・Sidewinder / Lee Morgan / Blue Note 1963
 ・Gettin' Around / Dexter Gordon / Blue Note 1965
 ・Supreme / Coleman / Hawkins / Enja 1966
 ・Tune-up / Sonny Stitt / Muse 1972
 ・Saturday Morning / Sonny Criss / Xanadu 1975
 これらのアルバムに共通するピアニストがバリー・ハリスなのです。アルバムが有名な割には、彼は意外と注目されていません。バド・パウエルとセロニアス・モンク、チャーリー・パーカーなどの影響を受けた素晴らしいバップピアニストだと思いますが、演奏が少し地味なところがあるからだと思います。ぼくも最近になって彼のピアノトリオのアルバムを良く聞くようになりました。ぼくの持っているアルバム。
 ・Brakin it up / ARGO 1958
 ・Barry Harris at Jazz Workshop / Riverside 1960
 ・Magnificent / Prestige 1969
 ・Barry Harris Plays Tadd Dameron / Xanadu 1975
 ・Complete Live in Tokyo / Xanadu 1976
 ・For The Moment / Uptown 1984
 聞くときは少し音を大きめにして、のめり込んで聞くと彼の良さがひしひしと伝わってきます。
 本当に良いですね!
 
 




Julie is her name (2011.10.5)

 僕がジャズヴォーカルをどの位聞いているか(LPを持っているか)というと、黒人女性歌手では、ビリー・ホリディ、エラフィッツ・ジェラルド、サラ・ヴォーン、カーメン・マクレイ、白人女性歌手では、アニタ・オディ、クリス・コナー、ローズマリー・クルーニ、男性歌手ではフランク・シナトラ、メル・トーメについては比較的持っているが、他は代表的なLPを1〜2枚持っている程度である。
 もっとも現代の女性歌手のCDは比較的聞いていると思うが、歌はたいへん上手いのであるが、何か心に響くものが少なくてなかなか名前が覚えられないのである。(といってもゼロではない。ジャズ歌手ではないが、メアリー・コクランの歌うビリー・ホリディへのトリビュートなどは素晴らしいと思う)
 ところが最近、9月16日のキット屋店主の日記を読んでいたら、フェイバリット女性歌手としてジュリー・ロンドンの名前が出てきた。そんな事が僕の頭の片隅にあって、あるところでジュリー・ロンドンのLPと出会って4枚も入手することになった。
 1)LRP-3006/LST-7027 - Julie Is Her Name - Julie London (1955(M)、1959(S))
 入手したのはステレオ(LST-7027)のセカンド盤
 2)LRP-3096/LST-7004 - Julie - Julie London (1958)
 入手したのはモノラル(LRP-3096)のオリジナル盤
 3)LRP-3152/LST-7152 - Julie London at Home - Julie London (1960)
 入手したのはEMIよりの再発ステレオ(EMS 1186)のUSA盤
 4)LRP-3434/LST-7434 - All Through the Night - Julie London (1966)
 入手したのはモノラル(LRP-3434)のオリジナル盤
 ジャケットを見れば、ヴォーカルに興味のある人ならば、一度は見たことがあるのではないでしょうか。とくに1)Julie Is Her Nameでは彼女の歌うCry Me a Riverが大ヒットし、このLPでは彼女の歌声と共に、ブレスの音までが生々しく再生されます。
 
 ここでLibertyレコードの製造年のラベルによる見分け方を紹介すると、1950年代の半ばから1960年の3rdクォーターまでは、モノラルは1-M、ステレオは1-Sのラベルを使用していた。
1-M   1-S

 以降1966年の1stクォーターまでは、モノラルは2-M、ステレオは2-Sのラベルを使用していた。
2-M   2-S

 以降1969年の4thクォーターまでは、モノラルは3-M、ステレオは3-Sのラベルを使用していた。
3-M   3-S

 2と3のラベルの違いは黒地に左レインボウまでは同じであるが、Libertyのロゴが変わっています。1970年代以降のラベルについては省略します。
 ぼくの持っているJulie LondonのLPのラベルは、1)が2-S、2)が1-M、3)はここに挙げたものと別のラベル。4)は2-Mであり、発売年と照らしてオリジナルかどうか判別している。
   
 機会があれば、大橋さんにJulie LondonのこのLPを聞いてもらおうと思っています。
 
 




フィニアス・ニューボーン・Jr (2011.10.10)

 コンテンポラリーより出されたア・ワールド・オブ・ピアノというタイトルのフィニアス・ニューボーン・Jrの演奏するLPを手に入れました。A面はマイルスのリズム隊と、B面はキャノンボールのリズム隊と演奏しています。ここでの彼の演奏はアート・テイタムの再来かといわれるテクニックと乗りの良さで、しかもロイ・デュナンの録音の素晴らしさもあって、聞いていると思わず体が揺れワクワクとして来ます。最近はあまりピアノトリオを聞いていなかったのですが、先回のバリー・ハリスと共に、久しぶりに色々なピアノトリオを聴いてみる気になりました。
 そこで取り出したのが、ピジョン・グループというところが発売したジャズ・ピアノ・ベスト・セレクションという5枚のCDです。このCDには表に示すように16人のジャズ・ピアニストの演奏が録音されています。
No Name CD 1 CD 2 CD 3 CD 4 CD 5 Total
1 Andre Previn         5 5
2 Bill Evans 2         2
3 Bobby Timmons     2 2   4
4 Claude Willamson         4 4
5 Don Friedman       1   1
6 Duke Peason     2     2
7 Fhineas Newborn Jr 3   2   2 7
8 Hampton Hewes     3 2   5
9 Junior Mance 2         2
10 Kenny Drew       4   4
11 Nina Simone   2       2
12 Ray Bryant 3 4       7
13 Red Garland   2       2
14 Sonny Clark         1 1
15 Thelonious Monk 1         1
16 Wynton Kelly   2 2     4
 日本で企画したアルバムなので、日本人好みのピアニストがずらりと並んでいますね。この中でもちょっと良いのが、CD5に入っているアンドレ・プレヴィンのピアノです。この元となっているアルバムは、多分シェリー・マン名義のマイ・フェア・レディですね。これもコンテンポラリーのロイ・デュナンの名録音だと思います。ピアノと共にシェリー・マンのドラムも好きです。
 それにしてもニューボーンのピアノは個性的ですね。彼のピアノは物凄いテクニックのドライブ感がありますが、メロディックではありません。たくさん聴くと少し途惑ってしまいます。

 











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