ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

ジャズのLPをまとめ買いしました(2012.7.28)

 先日、ジャズ喫茶「グッドベイト」に顔を出したところ、安城のBさんがLPレコードを売りに持ってきたところに出くわしました。かなり沢山のLPを持ち込まれていて、見るのも大変そうでした。そんなぼくの様子を見て、低価格のLPを一括購入しませんかと提案を受けました。希望価格の約35%引きで良いという話になり、思わず話に乗り約50枚をまとめ買いしてしまいました。
 1枚1枚丁寧に中身を見ずして買ってきたので、なんだか福袋を買ったような気分になり、家に帰ってから、わくわくして中身をチェックしました。今回はヴォーカルのLPが多く、16枚も入っていました。その一覧表を下記に示します。  
1 Anita O'Day Anita Sings The Most Verve
2 Anita O'Day ANITA Verve
3 Anita O'Day This Is Anita Verve
4 Bev Kelly Bev Kelly In Person Riverside
5 Chris Connor Chris Connor(Atlantic 1228) Atlantic
6 Diane Schuur Timeless Victor
7 Don Nelson The Wind Mode
8 Ella Fitzgerald Ella Fitzgerald sings the Rodgers Hart Song Book Verve
9 Ella Fitzgerald Ella in Berlin Verve
10 Ella Fitzgerald Like Someone In Love Verve
11 Frances Faye No Reservations Capitol
12 Ginette Reno Collection  
13 Helen Humes Tain't Nobody's Biz-ness If I Do Contemporary
14 Jimmy Rushing Listen To The Blues Vanguard
15 Keely Smith I Wish You Love Capitol
16 Nina Simone Jazz as Played in An Exclusive Side Street Club Bethlehem
 このなかで、2と3はタイトルとかジャケットは異なるが、同じ内容のアルバムである。ぼくが同じものを持っていたのは、2と7と9である。また内容は同じであるが、ジャケットとか発売国が異なるのが、1と3と5である。
 16枚の中で6枚も同じものがあると考えると、37.5%のダブりとなる。ジャケ違いは有効と考えると16枚のうちダブりは3枚となり、19%となる。これだけを考えると、35%のプライスダウンは、トントンかちょっと得をしたという勘定になる。
 しかし一方では、選んでいたら選択しないよな、と思う歌手のアルバムもこういう買い方をすると入っていて、聞いてみると案外よくて、自分の選択の幅も広がるというメリットもある。では今回はどうであったかというと、残念ながらまだ一枚も聞いていないのである。
 熱さとか、オリンピックとか、色々と理由があって時間が取れないのである。まだまだ知らないことがたくさんあって、それを知る可能性を持っているという事は、楽しみでもある。
 そう考えると、ささやかなまとめ買いも案外悪くはないのである。
 
 




サリナ・ジョーンズ(2012.7.31)

 NHKのテレビ番組「地球テレビ・エルムンド」にサリナ・ジョーンズが出演し、インタビューとジャズヴォーカルを披露していた。
 サリナ・ジョーンズは1944年米国ニューポート生まれで、現在は英国に拠点を置いて活躍している黒人女性ジャズ・ヴォーカリストである。インタビューの中で彼女自身が語っていたが、16歳の時にニューヨークのアポロ劇場のコンテストに優勝し、ジョーン・ショーという名で活動を始めたが、当時の米国における黒人への差別などで活動の限界を感じ、同じ英語圏である英国に渡ることを決意し、1966年に渡英した。
 英国では同名のタレントがすでにいたので、改名を余儀なくされた。その時にイニシャルのJ.S.を残したいという中で、大好きなサラ・ヴォーンとリナ・ホーンにあやかりサリナと改名し、今までもちいていたジョーンをジョーンズと改名し、イニシャルもS.J.とすれば良いと考え、サリナ・ジョーンズの芸名で活動を始めた、というエピソードを紹介していた。彼女は日本も大好きで、度々来日し、彼女自身のアルバムも20枚以上日本で制作している。また日本の若手の有能タレントをアポロシアターに出演させる活動の支援もしているという。
 そんな彼女が、番組の中で2曲の歌を披露した。1曲はNight and Dayというジャズのスタンダード曲で、聞いていて思わずうまいなぁ、と言ってしまうほどであった。もう一曲はI love Youという曲でどこかで聞いたことのあるような曲であった。良く聞いていると尾崎豊の同曲を、サリナなりにしっとりとバラードで歌っているのであった。
 これがきっかけで、最近のサリナ・ジョーンズのアルバムをチェックしていると、2010年の暮れに日本で製作された「サリナ・シングス・J-バラード」というアルバムが発売されていることが分かった。ここでサリナは日本のJポップ曲をカバーしたアルバムを発表していたのである。収録されているのは、以下の11曲である。(カッコ)内はオリジナルアーティスト
 1. I LOVE YOU(尾崎豊)
 2. PRIDE(今井美樹)
 3. WHISKY(ウイスキーが、お好きでしょ/杉真理)
 4. FIFTH AVENUE(五番街のマリーへ/高橋真梨子)
 5. EVERYTHING(Everything /MISIA)
 6. NINGYO(人魚/nokko)
 7. 'BOUT LOVE(愛について/スガシカオ)
 8. SWEET MEMORIES(松田聖子)
 9. MY LOVE SO SWEET(いとしのエリー/サザンオールスターズ)
 10. KOKORO NO TABI(心の旅/チューリップ)
 11. LOVE LOVE LOVE-ENGLISH VERSION-(DREAMS COME TRUE)
 I love Youという曲はこのアルバムの最初に収録されていた。サリナはこれらの11曲を英語に翻訳して、ジャズヴォーカルとは言い切れないものの、そういう雰囲気でしっとりと歌っている。彼女が歌うと、もともと彼女のために作曲された曲のように聞こえてくる。本当にうまい大人の雰囲気を持った歌手である。










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