ジャズ・オーディオの雑記帳
by 6041のS

未だに4月は年度の始め(2013.4.20)

 会社を定年退職して7年、悠々自適の年金生活者のつもりが、そうもいかず4月になるとあわただしく年度の始めを迎えています。地元自治区の役員として年度計画を作成したり、講師をしている高年大学の新入生と顔合わせをしたり、農業関係の活動の新年度事業計画を作成したり、あっという間に20日を過ぎてしまいました。会社努めであればいくら忙しくても、休日は休みという割り切りがありましたが、その縛りがない分、今は自分で自分を縛っている感じです。
 見方によっては、毎日毎日やることがあって良いではないかとも思えるのですが、定年退職して時間に余裕が出来たら、ゆっくりと旅行でもして楽しもうかと思っていた生活とは程遠いもので、これで良いのかと思う時もあります。本人はもちろんですが、多少そういうことを期待していた伴侶を失望させているのではないかという後ろめたさもあります。そう思うのであれば、さっさと生活態度を変えれば良いではないかと思うのですが、そればかりでないので矛盾しています。
 色々な形で社会と関わりあっていると、未だに新しいことが発見できるという喜びがあります。ぼくがキット屋さんのご厚意で「ジャズ・オーディオの雑記帳」を書いているのも、その延長線上にあります。何か一つのことを書くにも、音楽を聴いたり、関連することを本や雑誌で調べたり、ネットを調べたりして、新しい世界が開けるからです。時々オーディオとは場違いの農業の話を書いたりするのも、今まで知らなかったことが、農業関係の講師をする中や、自分で野菜を作るなかで経験したり発見したことを整理できる楽しみがあるからです。
 さらに新しい人と人との出会いもあります。この1年でも随分いろいろな人との出会いがありました。ある意味会社生活をしているときよりも多くの人と出会えると思っています。添付した写真は高年大学の24年度1年間一緒に過ごした仲間の皆さんとの写真です。こういう形で写したものではなく、幹事の方が写真を合成して作り上げたものです。(一部上部がカットしてあります。カットされた方はごめんなさい)現物はカラーですが、雰囲気だけを感じ取ってもらえればと、あえて白黒に変換してあります。
 と、まぁ、とりとめのないことを書きましたが、今後どうするかについては、結局自分の価値観に基づいて、何を重視するかにかかっているのではないかと思っています。今までの日常に、1年に数回の(いや、1回から始める)非日常的な旅行でも計画するのが良いと思っています。
 ところで、肝心のジャズとオーディオの話が抜けているのではないか。そうなんです。この1か月は、今まで述べたような言い訳により、ジャズとオーディオに関心を示すテンションが上がりませんでした。しかし朗報があります。キット屋店主の大橋さんがコラムを再開されたのと、地元FM局でラジオ番組"ようこそ!オーディオルーム"を担当され、第1回の放送が流れました。放送では、大橋さんの豊富な経験に基づいて選曲された、大変録音の良い上質な音楽が、ジャズ、ロック、クラシックと幅広いジャンルで紹介され、次回が楽しみです。この放送はネットでも流れるので、全国で聞けます。詳しくは大橋さんのコラムを見てください。
 ぼくも刺激されて、テンションが上がりそうです。
 
 




ウリ類の摘心について(2013.4.30)

 夏を彩る代表的作物として、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャと言ったウリ科の野菜が登場します。これらの野菜を育てるために、摘心という手法がとられます。どのような目的で摘心をするのか。それぞれの野菜の具体的な摘心はどうするのか。こういったことについて、「野菜の発育と栽培」 藤目幸擴、西尾敏彦、奥田延幸 共著 農文協出版、の本に詳しい解説が載っています。以下の文章はこのテキストに書かれている内容を、ぼくが抜粋したものです。さらに興味のある方は、是非この本を読まれることをお奨めします。
 
 「なぜ摘心をするのか」
 1)植物:雌雄異株 アスパラガス、フキ、ホウレンソウなど
      雌雄同株 ウリ類(キュウリ、スイカ、メロン、カボチャなど)、トウモロコシなど

 2)雌雄同株であっても性表現は異なる。
 洋種カボチャの1本の主軸に作られる花の性型の変化を右図に示す。株元(下位節)は雄花が優勢で、先端(上位節)に行くほど雌花優勢となる。
 環境はこの雌性花の体系あるいは序列を変えることはしないが、ただ相対的な長さを変動させ、その展開を促進したり遅らせたりしているように考えられる。例えば、ウリ類の雌花着生は低温・短日条件を与えることによって促進される。
 
 3)摘心するという事の意味
 ウリ類ではよく摘心をして、分枝を繰り返した後に雌花をつけている。植物に十分成長した、つまり齢が進んだように感知させているのである。
 別に言い方をすれば、体内のホルモンのバランスを変えてやっているのである。カボチャの例でも分かるように、下位節では雄花が優先して付く。
 ウリ類では、花は腋芽につくが、これらの腋芽の成長は茎の先端の働きによって強くコントロールされている。これを頂芽優勢という。体内のホルモンの生産・移動も頂芽がコントロールしている。
 頂芽を摘心してやれば頂芽優勢が破れ、主茎の腋芽が発達しやすくなる。このようにすると、主茎のはるか上位節と同じような生理状態となり、雌花が下位節に着きやすくなる。
 
 (注)単為結果とは
 一部の植物において、種子形成を伴わないまま子房やその周辺組織が発達し、果実を形成すること。ナス科のトマトやナスではオーキシン処理によって単為結果が誘導されている。
 
 「ウリ類の具体的摘心の方法」
 
 1) キュウリの整枝方法
 キュウリの一般的な整枝方法として、例えば施設内などでは摘心垂直仕立てが行われている。主系は第22節〜25節で摘心し、第6〜20節までの子ズルは第1節か第2節で摘心している。しかし発根が遅いときに摘心すると、根に負担がかかって生育障害が出たりする。そのような場合には、生育旺盛な側枝を2〜3本残すようにすると障害は回避される。
 
 2)メロンの整枝方法
 マクワ型のメロンでは、ふつう主茎と子ズルに雌花はつきにくい。そこで、主茎は本葉4枚残して早めに摘心し、子ズルを3本くらい伸ばさせる。子ズルは第13節くらいで摘心すると、第9〜12節から出た孫ズルに雌花が安定して付くようになる。


 3)スイカの整枝方法
 スイカでは通常第6節で主計を摘心し、生育がそろった旺盛な子ズルを3〜4本伸ばさせる。子ズルはさらに第18〜20節くらいで摘心し、着果を安定させる。(スイカについては、大玉、小玉等の種類によって摘心のやり方を変えていく)
 





V.S.O.P. Quintet(2013.5.4)

 先日、久しぶりにジャズ喫茶「グッドベイト」に出かけたら、なつかしいジャズが流れていた。VSOPクインテットによるライブ・アンダー・ザ・スカイのアルバムである。VSOPとはVery Special One-time Performanceの略で、1976年のニューポート・ジャズ・フェスティバルにあたって、ハービー・ハンコックがマイルスの門下生の仲間に呼びかけて結成された、文字通り1回限りのクインテットであった。この中でフレディ・ハバードだけはマイルスの門下生ではないが、当初御大マイルスの参加を予定していたが、体調不良で取りやめとなり彼の参加となったのである。結果的にこの演奏が大変な評判をとり、’76〜77と'79年の2回グループが結成され4枚のライブ演奏録音と1枚のスタジオ録音のアルバムが制作された。この5枚のアルバムのうち3枚は日本での録音である。
 (1)Herbie Hancock/V.S.O.P.(ニューポートの追想) 、Columbia PG 34688
 Freddie Hubbard (trumpet), Wayne Shorter (soprano saxophone, tenor saxophone),Herbie Hancock (electric piano) ,Ron Carter (bass) ,Tony Williams (drums)
 "Newport Jazz Festival", "New York City Center", NYC, June 29, 1976
 ハービー・ハンコック名義で発売された、ニューポトでのライブ演奏で、2つのグループで録音されている。
 (2)V.S.O.P.The Quintet/S.T.(ライヴ・イン・USA)、Columbia C2 34976
 same personnel
 "Greek Theatre", University Of California, Berkeley, CA & "San Diego Civic Theatre", San Diego, CA, July 16 & 18, 1977
 ニューポートでの高い評価を得て、初めてVSOP名義で出されたアメリカでのライブ録音。
 (3)V.S.O.P.The Quintet/Tempest In The Colussium(熱狂のコロシアム)、CBS/Sony (J) 23DP 5612)
 same personnel
 "Live Under The Sky", "Denen Colosseum", Tokyo, Japan, July 23, 1977
 同じく、日本でのライブ録音。
 (4)V.S.O.P.The Quintet/Live Under The Sky'79(ライヴ・アンダー・ザ・スカイ伝説)、CBS/Sony (J) 40AP 1037/38)
 same personnel
 "Live Under The Sky", "Denen Colosseum", Tokyo, Japan, July 26, 1979
 2年後の日本でのライブ録音。
 (5)V.S.O.P.The Quintet「Five Stars」、CBS/Sony (J) 30AP 1036)
 same personnel
 CBS/Sony Studios, Tokyo, Japan, July 29, 1979
 VSOPとして日本公演の合間を縫って録音された、ソニースタジオでの演奏。マスターサウンドとして発売された。
 
 
 








<<雑記帳トップへ戻る