キット屋倶楽部

by Y下 


今回のテーマは温泉情報、なぜ3Wayまで発展したか、オーディオよもやま話の3つのストーリーで進行します。

第一回目は私の過去のオーディオ人生をご紹介させていただきましたが、この物語はつまらん!とおっしゃる先輩方が沢山お見えだろうと思います。今度はもっと面白おかしく書けと言われそうですから今回はサンバレーさんのコラムにはない温泉情報からスタートしましょう。




 温泉は、スーパー銭湯から源泉かけ流しの温泉までの色んな温泉があります。スーパー銭湯はどちらかと言えば娯楽施設があって家族全員で遊びがてら行く温泉ですが天然温泉と名を売っても源泉の湯が低い場合は再度沸かさなくては入れません。 

 温泉は一度沸かしてしまうと温泉の成分が多少抜けてしまうこともあります。それに比べて源泉かけ流しの温泉は地下から汲み上げた湯温が50度〜60度ぐらいの熱い湯に井戸水等を入れて適正な湯温にして供給します。湯温は40度〜44度ぐらいが一番入りやすいのでは、良い温泉は疲れが取れるのではなく身体の疲れを出してくれるのが良い温泉です。




 ここの温泉はアルカリ性単純泉ですが、お風呂の中に入っていますと肌がツルツルになります。立ち寄りの温泉では下呂駅からすぐの(幸の湯)があります。ここのお風呂は一般的な銭湯形式のお風呂屋さんですがここの湯に浸かれば極楽極楽です。

 料金は大人一人300円です。無料駐車場もあります。

 下呂温泉の橋の下に無料で入れる露天風呂があります。ここの湯は最高に良いです。もちろん男女混浴ですが目隠しになるようなものは何もありません。女性の方も入っているかなって?「何回も見ているけど外から丸見えだから入る訳ねぇだろう」俺に聞くな!

 愛知県は蟹江市にあります総合娯楽施設が完備してある源泉かけ流しの天然温泉です。ここの温泉施設は昼間は旅役者の演芸と歌謡ショーが見られます。料金は昼の部は10時から15時まで大人一人2千円ですが、15時以降は一人600円で入浴できます。

 子供も喜ぶゲームコーナーもあるよ、おじぃちゃん、おばぁちゃんを誘って家族全員で行けば喜ばれること間違いなし!家族風呂も完備していますから予約をすればOK、ここの湯に浸かれば不思議と夜は熟睡できると評判です。

 まだまだ、沢山の温泉がありますが次回をお楽しみに 
 






  エレクトロボイスのSP−12を鳴らすのに四苦八苦しましたが、なぜ?3Wayまで発展したのかを書かせていただきます。

ダブルコーンスピーカーSP−12を使用して二ヶ月、ステレオに対してある程度、自信めいたものが出てきましたが一台のスピーカーシステムとの衝撃的な出会いがありました。当時はクラッシックからジャズにいたるあらゆるジャンルのレコードを買い集めてはそれこそ毎日音楽三昧の日々を過ごしていました。ジャズはバイタリティー溢れる押し出しの強い響きが、これぞアメリカンサウンドだ!と言う感じの音、クラッシックはシンフォニーのスケール感のある音で、自分自身は納得と思っていたが、何か物足りない部分があるような気がしていた、

 オーディオは自分が求める音と簡単に言えるけれどこれほど難しいものはない、前回も書きましたが、(良い音を聴いたら悪い音は聴けない、)特にメインアンプのカップリングコンデンサーを交換しますと音の表情は変わります。どれが良いかはご自身の判断にもよりますが、より自分好みになるのもあります。自分の好みに合うと言うことは、良い音と判断してもいいと思います。

 音は確かに好みだと言えばそれ迄ですが、ある程度の音のレベルに達してからの枝葉の先に好みと言う存在があるような気がします。俺はドンシャリの音が好みだと言えば否定はしませんけど・・・・ 

 あまり深く考えますと頭が混乱してきて、訳が分からなくなってしまいそうですからこの問題はやめましょう、大橋様が言っている「よい音は自分の中にある!」









 エレクトロボイスのSP−12は当初は不満などなかったのですが、オーディオ仲間から京都に有名なジャズ喫茶があってここの音を聴きに全国のジャズファンやオーディオマニアなどがこのジャズ喫茶を訪れているらしいと噂を耳にしました、このジャズ喫茶はかの有名な小説家で五木寛之氏がここのお店を題材にしているぐらいで、五木寛之氏もたびたび訪れていると・・・・

 そんな素晴らしいジャズのオーディオが聴けるのなら冷やかし半分でも聴きに行かなければ、自分自身に不満が残る。自分のシステムとの音の違いがどのように違うのかも確かめなければ納得はできない、

 全国からのジャズファンやオーディオマニアなどが聴きにくる音とはいったいどんな鳴らし方をしているのだろう、自分好みでなければノーと言えるのだが・・・










 初めて訪れた京都のジャズ喫茶の店内は薄暗い感じの場末の喫茶店のような店です。ここの喫茶店のシステムを見た瞬間、凄いの一言です。スピーカーシステムは人を驚かすようなバデではなく年輪を感じさせる地味なたたずまいが合うイメージのスピーカーシステムです。

 このスピーカーは今まで噂では聞いているのだが実際に実物を見たのがはじめてである、そのスピーカーシステムは英国のヴァイタボックス社のクリプシュホーン、正式名は191コーナーホーンで左右に見事にバランス良く鎮座している。(いずれは写真でご紹介します。)

 アンプ類はプリアンプがマッキントッシュのC−22、メインアンプはアムクロンのDC−300を使用、レコードは1950年代のジャズの名盤を主体にかけている。

 英国のヴァイタボックスの音はエレクトロボイスやアルテックとはまったく違う鳴り方だ、この音を言葉で表現するなら、ホーンスピーカーの心地よい響きと陰影のある独特な音色で非常に地味だが、黒人が奏でるジャズの真髄を聴くような暗い影がただよう音だ、 レンジ感はそう広くないのに、何かを訴えてくるような感じに聴こえる、 

 アメリカの大陸育ちのスピーカーとは異質で、音を色で例えるなら現代のスピーカーはフルカラーだがこのヴァイタボックスは古き良き時代のセピアカラーの写真のように哀愁に満ちた音である、生らしい音とは程遠いが聴かせる音とはこのような音なのだろう、

 このスピーカーを聴いたときに中音以上はホーンのが、コーンよりも優れているような気がしてくる、エレクトロボイスもダブルコーン一発ではなくホーン型を使った方のが、音抜けは違うのではないかと早くも夢が膨らんできた。

    










 早速、エレクトロボイスの改造に取り組むための企画案を考えた、スコーカーは同じエレクトロボイスの8HD,T−25A、ツィーターはT−35を使用、ネットワークはオリジナルを使用すれば、まずは失敗がないしエレクトロボイスサウンドになるはずだ、

 この当時ネットワークの自作は無知なるゆえ製作はできないし自信もなかったのが本音である。ネットワークの定数や回路もわからないから高くても買わざるを得ない、

 スピーカーユニットを2Way,3WaYのシステムを組む場合に他メーカーを使用すると音色が一つにならない欠点が生じてくる。メーカートーンを出そうと思ったら同一のメーカーユニットを使用した方のが失敗はないと思うが・・・

 この計画を実行に移すためスピーカーとネットワークをオーディオショップに発注したのだが、エレクトロボイスのスピーカーシステムは、最初は安くから最後は高く付く不経済なスピーカーだ、(結局3Wayにしないと良い音は出ません)というアメリカ的なやり方だ、

 もうこれ以上はスピーカーには投資はしないぞ、このスピーカーのお蔭で高いものについたなぁが本音だ、これを名古屋弁で言うなら「どえりゃ〜金のかかるスピーカーだぎゃ、やっとれんわ!」になる。











 一ヶ月後にエレクトロボイスのユニットとネットワークが入荷、早速ユニットを手にして見た、中音用ドライバーユニットは確かに立派な造りをしているが、ネットワークは中を見られたくないのか完全密封されている、普通一般的なネットワークならビスを外せば中が見えるのに、このネットワークは企業秘密なのか壊さなくては見られない構造になっている、

 純金でも使ってあるならわかるけど、簡単なコイルとコンデンサーだけの組み合わせなのに不思議に思う、 

 早速、バッフル板を交換後に穴あけをしてユニットを実装してみた、しかしスピーカーの穴加工はしんどい、しかも失敗は許されないから緊張感が汗となって出てくる

 逸る心で、早速音出しとなった、いつも聴いているバッハのバイオリンソナタのレコードをかけてみた、京都で聴いたヴァイタボックスとは同じホーンタイプであるが、果たしてどんな音が出てくるのか、

 みなさんもそうだが自分で買ったスピーカーを初めて自分のシステムに接続して音出しする場合は、期待と不安そして悲しみと喜び、この中の一つだと思うのだが、これこそオーディオの楽しみの一つではないでしょうか

 出てきた音は、さすがにホーンらしくヌケの良い心地よい響きで音楽が鳴り始めた、今までの一発と違って音の分解能は素晴らしく、3Wayなのにシングルコーンのように一本で聴こえてきた、しかも不思議なのはダブルコーンの時と違ってレコードのパチパチノイズが気にならないぐらい心地よく聴こえてくる、

 「この音なら満足だ、ヴァイタボックスとは一味違うけれど自分だけの音だ、」思わずブラボーと叫んでしまった、オーディオは苦労しただけ必ず見返りはある、決して裏切らない、 











 音楽を聴くのが楽しくてしょうがない、そこはトンネルを抜けたら快晴だったの心境だったのだが、ついつい欲が出て以前購入したトランジスターアンプを持ち出して真空管との違いを聴こうとエレクトロボイスに接続した、

 接続して5分もするとパッチと音が出た瞬間に左側のスコーカーから音が出なくなった、何度も耳を疑ったがスコーカーはウンともスンとも鳴らない、何で鳴らなくなったのだろうか、接続線でも断線したのだろうか、原因が不明である、

 早速、裏板を外してドライバーを見たけど異常は見られない、こうなったらマグネットの止めビスを外して中を確認するしか手はない、素人ながらマグネットのビスを外した瞬間、頭がガーンと殴られたようなショックを受けた、

 「しまった、ボイスコイルを飛ばした」これを見たときは涙が出そうになってきた、ボイスコイルの真ん中が黒く焦げている、テスターで導通しても反応はない、こんなショックはオーディオを初めてから今まで経験したことがない、簡単に壊れるとは・・・・

 「トランジスターアンプなんか二度と使うものじゃない、」またお金を出してドライバーを買わない限り、このスピーカーはご臨終だ!くっそー!「5分でパーとは、」こんな

こと人にも言えないし、仲間にも間違っても話せない、こうなったらこれが最後にしてもう一本ドライバーを買うしかない、

 発注して1週間後に新品のドライバーが入ってきた、早速取り付けて試聴してみたのだったが、右側はエージングが進んでいるので同じ音にはならない、片方だけで音楽を聴くのも不自然だ、どうしてもステレオで聴かないとステレオの意味がない、ここで諦めるしかない、このスピーカーは最初から最後まで泣かされっぱなしだ

「宝くじでも当たったらこんなスピーカーはさよならして191コーナーホーンだ」夢のまた夢だけど、

その後トランジスターアンプはどうしたかって?

「トランジスターアンプ?すごく頭に来たので捨てました。」

これを名古屋弁で言うなら「トランジスターアンプ?どえりゃ〜頭に来たからほかったったわ!」











 最近の女性芸能人はほとんどと言ってよいぐらい整形美人ばかりになってきた、元の顔とは似ても似つかない別人の顔になっている、整形美人は確かに綺麗ですべてに整ってはいるが個性も特徴もないような気がしているのは私だけなのか、

 オーディオでもそうだが、半導体の整形美人アンプは確かに綺麗だが個性とか特徴が掴めない、今の時代は半導体アンプの整形美人だらけの音が氾濫しているが、これが当たり前になっている、その点真空管アンプは整形美人とは違うスッピン美人のアンプになるのだが、真空管アンプでもすべてスッピン美人とは限らない、どこかのホステスさんみたいに超厚化粧した美人もいるが、スッピンになれば美人とは程遠い女性もいるのにも関わらずにすぐ騙される御人が沢山いる、

 その点、自作アンプやキットアンプなどは騙されずに自分好みのパーツを交換することで、スッピン美人がもっと綺麗になる、クラフトで製作したアンプこそ最高の美人を手に入れた喜びは絶対にある、 

 自分が苦労に苦労を重ねて作ったアンプは裏切らないし騙さない。美人を手に入れれば簡単には手放さないようになるのは当然かも、

 「もっと美人を沢山手に入れたいって?」本当に贅沢な悩みだ、

(モノ作りとは苦労を喜びに変えてくれる世界だ)











 オーディオを楽しんでいる皆さんは、自分だけの部屋にシステムを置いて音楽を聴いている方や、一家団らんのくつろぎの場であるところにシステムを置いて音楽を聴いている方もお見えと思いますが、自分だけの部屋にシステムを置いている方は私から見れば大変羨ましく思えるのですけど、この羨ましいのは別のことです。

 その理由とは、家族に内緒で購入しても自分だけの部屋だと隠すところがありますから誰にも見つからずに楽しめますね、私から見ればそれが羨ましいと言えるのです。私の場合はリビング兼食堂ですから内緒で買ってもすぐにバレてしまいます。

 自分の部屋をお持ちの方も気をつけなければなりません、それは子供さんです、子供さんは自分の味方ではありませんぞ、子供に話すと「ねぇねぇお母さん、お父さんが又変なもの買ったよ」とバレてしまいます、オーディオをやっていても理解してくれる家族は少ないし、家庭内では誰も味方にしてくれる人はいません。バレて夫婦喧嘩に発展しないように!

「何ぃ!俺の家はすべて公認だ!」でもねぇ?オーディオマニアは天涯孤独ですよ、自分は正常と思っていても身内から見ればお父さんは異常と思われていますよ、でもご心配は要りません、オーディオ仲間が出来れば異常ではなく正常になります。だからオーディオ仲間が必要なのです。

 みなさんお家でこんなこと言われませんか?

「お〜い、音が大きいぞ!もつと小さくしろ!」と 










 現在、私はSV−91B(C)タイプを使用しています。このアンプの評価は皆さんが一番良くご存知だと思いますから説明は省略させていただきます。

 問題はどのようにしてキットアンプを購入するかが一番ネックだと思います。私個人と致しましては正直、貯金も無ければへそくりもない、小遣いは月にO万円しか貰えません。このような条件でキットアンプを購入するにはカミさんに頼むしか方法はありません。

 昔から(金持ちは御身大切に)と言うことわざがありますね、お金の相談ならカミさんしかいない、でも購入を決意したなら誰かが(悪者)になってもらわないと中々買えないのです。 

   そのテクニックとは(夫婦の会話)

私 「今度サンバレーさんのアンプでSV−91Bがほしいのだけど・・・価格はそんな  

   に高くはないのだけど買ってくれないかなぁ」

家内「いくらするの?」 

私 「大橋さんが15万円と言っていたよ」この価格は嘘

家内「15万なら何とかするから買えばいいんじゃない」

私 「実は大橋さんがY下さんどうせ買うならオールWEがいいよ」と「大橋さんは俺にしつこく勧めるんだけど・・・」

家内 「本当は自分がWEをほしいんじゃないの」

私 「・・・・・」

家内「そんなにWEがほしいのならペンキで書けば」

私 「ペンキで書いた真空管なんて見たことも聞いたことも無い」

家内「今度、大橋さんに会ったら説教しないと、WEはいくらするの」

私 「39万円ぐらいだ」

家内「15万円より倍以上の金額じゃないの!」

私 「俺は安いほうでいいと言うんだけど、大橋さんが・・・」

家内「これが最後だよ、買えばいい、しかし大橋さんは悪い人だね」

私 「うん、俺もそう思うよ」辛い返事だ、

 大橋さま、ごめんなさいお蔭様でSV−91B(C)タイプが購入できました。

俺はもっと違う方法のテクニックがあるぞ、と言われる方がお見えでしたら教えて下さい       

採用の暁には私のサイン入り色紙と感謝状を送ります。








 オーディオマニアの中には色んなタイプの方がいます。常識を心得た方もいれば不愉快なマニアもいます。特に不愉快と思われるのは自分の自己主張を強調するタイプで、俺の理論は正しいと自分が今までオーディオに取り組んだことを正当化して人に押し付ける、仲間の音を聴いても自分の好みではないと批判ばかりで誉めることなどはまずしない、

 このタイプのマニアと仲良くなってアドバイスを受けて鳴らしたウェスタンの555のひどい音、スピーカーの前でカラスがカァーカァーと鳴くようにうるさいことこの上ない、このタイプと仲良くなったお蔭で最後まで良い音が出ずにあの世からお迎えが来てしまったと言うエピソードもあるぐらいだ(笑い話のような話だがこれは事実)

 すべてが良いマニアばかりではない、冷やかし半分で音を聴きにくるような御人には音を聴かせる前に玄関から門前払いしないと大変なことになりますよ、自分の自己主張を押し付けてくるマニアは、これこそ小さな親切大きなお世話と言いたい、

  岡山県のM村さまの名言をご紹介します。

 「オーディオは他人が足を踏み入れることの出来ない自己満足の世界である」

 又、自分のシステムを自慢したがるマニアもタチが悪い、こんなタイプは時として高額なアンプやスピーカーを持っているのが多い、価格が高ければすべて良いと金に糸目を付けずに投入する、これこそオーディオのブランド志向だと言わんばかりにアンプはマランツ、マッキン、マークレビンソンを揃えて自信満々である、

 このようなマニアに「私のアンプは真空管の自作です。」と言うと頭からバカにした態度で相手にもしてくれない、こんな成金趣味のオーディオマニアがいるから超高級なオーディオが売れるのだ、

 オーディオも中国の太極拳の言葉の引用で(陰と陽、虚と実)の世界なのかも?


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