キット屋倶楽部
私のオーディオ人生
Y下
by Y下
第11回 真空管アンプ製作マニア
 第11回のコラムは岡山県真庭市のM村氏をご紹介します、M村氏は私より3つ年上の63歳ですが真空管アンプ製作のオーソリティーです。今回は自作アンプとボーリングは達人の域に達したバイタリティーに溢れる初老(失礼)の紳士でボーリングのテクニックは300点のパーフェクトを出す努力家と言える凄い方をご紹介しますがこの方の自作アンプ製作はビギナーからベテランまで判りやすい的確な理論をお持ちです。自作の真空管アンプは鳴れば良いだけでなく測定データーの裏付けがあってこそ自作マニアも参考にできるのではないか、

オーディオのクラフトマニア
 オーディオは既成で揃えて楽しむ方や真空管アンプに情熱を燃やして自作で良い音を追求する方、色んなスピーカーボックスを製作して自分の気に入ったユニットを実装して音楽を楽しむ等オーディオのクラフトマニアは沢山います。考えてみますとオーディオこそ自己満足の世界ですから他人が何と言おうが自分が良ければ満足する、満足する先に喜びがあるが誰しも考えるのは現状よりももっと良い音を聴きたいと思うし違う音も出して楽しみたいと思う、
 オーディオの自作マニアの根源を考えてみますと例えばスピーカーボックスを製作して音を楽しむ方はその根源でもあるユニットを手に入れて上手く鳴らしたい、非常にレアーなスピーカーがあればどんな音になるのか製作者は夢と希望を持って挑みます。ユニットを眺めてニタニタする私のようなマニアも世の中沢山いるはず、このユニットを使って俺だけの音を出して楽しみたいそのような願望があるからこそ自作は辞められないのか、作る喜びも一つの楽しみであるが年齢が高くなるにつけスピーカーボックスの自作は苦痛を伴うがそれでも情熱を燃やして頑張る方は私から見れば素晴らしいの一言、
 真空管アンプの製作も球を眺めてはどんな音になるのか想像するだけで気持ちがわくわくしてくるのは私だけではないはずだ、真空管だけで音が決まるのではなくそれに付随したアウトプットトランス、回路構成、前段の増幅管、ドライバー段の使用する真空管、電源回路、パーツの構成、引き回し配線で千差万別で音が変わる楽しみがあるのが自作アンプの面白さでもあります。この球は良いがこれは悪いと簡単に評価するものではない、すべての真空管アンプも使用するスピーカーで決まってしまうから絶対と言うことは言えない、
 その昔のステレオの時代は既製品は大変高価であるためマニアは手探りで真空管アンプ理論を研究してお金をかけずに自作に没頭したものだ、当時の有名な方で記憶にあるのはOTLアンプの著書で有名な武末数馬氏や浅野勇氏などが真空管アンプの先陣を切った方で雑誌などに製作記事を載せられていたのを記憶しています。
 今回ご紹介しますM村氏は真空管アンプを独自の理論で製作されホームページにもM村理論が載せてあり測定データーに基づいたオーディオ理論をお持ちの真空管自作マニアの一人ではないだろうか、もし宜しければこの方のホームページを見るのも一つの勉強になるのではないだろうか
 ホームページの検索は「真空管SEPPOTLアンプ」で検索して頂ければもっと細かい真空管アンプのノウハウと電気知識を観ることができます。

M村氏のシステム概要
 今回訪問させて頂いたM村氏ご本人です。職業は病院の事務局長で趣味は自他共に認める真空管アンプのオーソリティーで過去に沢山のアンプを製作された実績のある持ち主で私個人として大いに共感する一人でもあります。
 左側のアンプは6080シングルOTLアンプでシャーシー加工もご自分の手で加工されたと聞くと情熱が伝わってくる、M村氏はOTLアンプが得意とみえる、

 メインのスピーカーシステムはM村氏の個性が主張されるユニークなアイデアが取り入れられている、下側の低音スピーカーはFW-305で140リットルのボックスに収容されている、ミッドレンジはJBL4311スタジオモニター、ツィーターはユニークな発想のFT148Dで、すべてチャンネルアンプで駆動している、特にびっくりしたのはツィーターが丸い円形のマル秘に収容されている、ホームページをご覧いただければその謎が解き明かされる、
問題の音は大変爽やかでしかも聴き疲れしない癒し系のサウンドになっている
 音のバランスはマルチチャンネルにも関わらず理想的なピラミッドバランスで音のつながりは大変良い
 一般的にJBLサウンドはどちらかと言うとストレートな押し出しの強い音になりがちですがM村氏のサウンドはタンノイ的な間接音を聴くような音作りになっています。私個人として好感が持てる大変素直な音です。リスニングルームも大変整理整頓がなされているのは気持ち良いものです。オーディオマニアはまれに汚い部屋で足の踏み場もないような場所で音楽を聴いておられる方がいますが音を聴く前に自分の部屋を整理整頓するのが先だと言いたい、(私もその一人だが・・・・)

 左側の写真のシステムはM村氏のサブシステムで自作のバックロードホーンでその他沢山のスピーカーをお持ちで羨ましく感じます。



 最後の写真はM村氏がボーリングでパーフェクト(300点)を出された記念の盾です、アンプ作りも達人ならボーリングも達人で世の中凄い人がまだまだ沢山お見えと痛切に感じたしだいです。



 次回はその後のグッドマンの音と英国ビンテージスピーカーを予定しています。

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