モノローグ Intermission X  オーディオ機器  June 29,2016  

ミュージカル・フィデリティの古いアンプA1を復活させ、それを古いセレッションのスピーカーSL-6で再生しました。

ここに久しぶりに古いハードウエアをいじった記録を記します。私が日常的に使用しているハードウエアは今のところ下記の通りで、古い製品ばかりですが、今後も基本的部品として扱って行く積もりです。

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入口:CDプレーヤーにミュージカル・フィデリティのAC3.2CD
プリアンプ:SunvalleyのSV-722のマランツ仕様
パワーアンプ:SunvalleyのSV-501SE
プリメインアンプ:ミュージカル・フィリティのA1。N田氏の手で修復
プリメインアンプ:N田氏の製作したYN-208
プリアンプ:N田氏の製作したFYN-1 mk2
出口 メインはタンノイのスターリング/HE
  サブの1はセレッションのSL-6
  サブの2はロジャーズのLS3/5A

聴く部屋の広さ:12畳の洋間、絨毯敷き

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これは「音楽のすすめ」第8話 ”どんなオーディオ機器で聴く?”に掲載された話から現在使用していない機器類を除いたものです。かなりスッキリしましたが、取り除いた大半の品は他の部屋にあります。このA1というアンプは買ったのが約20年前ですが、当時から実に扱いにくいアンプでした。小さい割に重く、すぐ熱くなるのです。目玉焼きができそう、とよく言われました。あの熱さはどうしたものか、と悩みました。壊れた時も、形が好きだから、という理由で手元に置いておきました。私の退職の直前に職場仲間のN田様に、A1のことを嘆いたところ、腕のよいN様は自分が何とかやってみるから持って来てくれ、と言われました。私は大好きなアンプが誰の手に渡っても、聴こえるようになりさえすれば良いので、これはN田様に差し上げます、と渡しました。それから10年近くたった時、N田様が再度現れ、腕にはA1を抱えていました。昨年のある行事のお祝いに私に呉れる、とおっしゃるのです。その時、A1は見事にオーバーホールされ、部品類は交換されていました。何よりあの熱さから逃れる方法の説明を受けました。今はあの気違い染みた熱さから解放されています。N田様だからこそ出来たオーバーホールだと思います。

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A1は分解能が凄いとか、キラキラした高音の描写に優れるとかいうことはありません。逆に掛けた瞬間から、まず分解能の鈍さに気がつきますが、その代わりどっしりしたピラミッド型の音の構造が耳を奪います。A1はプリメイン型ですから、場所を取りません。これにロジャーズの小型スピーカーを繋ぐと小型セットができます。そうしてプッチーニ「ラ・ボエーム」のテバルディの初版(エレーデ指揮)を掛けたところ、テノールのジャチント・プランデルリの歌が心地良いのです。プランデルリをこれまで余り熱心に聴いた事は無いのですが、これは行けるかも、と思いました。

気になったのはスターリング/HEの奥に鎮座していた、セレッションSL-6でした。一時期は各オーディオ雑誌で話題に取り上げられたスピーカーです。なぜ自分は使われないのか、と不満そうにしています。そこでロス・アンヘレスをミミに使った「ラ・ボエーム」を掛けました。キャスト表をみると当時の水準としては格別のものです。なるほど当時からこの録音が騒がれた訳だ、と思いました。ムゼッタを歌うヒルデ・ギューデンにだけ少し異質さのものを感じましたが。はじめSL-6は床から約45cm持ち上げて聴いたのですが、ふと木製床面にペタンと置いて聴き直したところ、それが意外に良いのです。家内の意見を取り入れたのですが、中々よろしい。低音がホワッと聴く者の体を包み込みます。私が欲しかったのはこの「包み込むような低音」。但し聴く位置で大きく変わるでしょう。今後はスターリング/HEやロジャーズLS3/5Aも聴き続けますが、この床面にじか置きしたSL-6も仲間入りの予定。安心してヴェルディ「レクイエム」(デ・サーバタ指揮スカラ座響、テバルディ、ランキン、プランデルリ、ロッシ・レメーニ)の実況盤を聴いて楽しみました。

 

千葉のF高












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