モーツアルト     ベートーヴェン
 
 

2012年3月3日(土)  続・女性JAZZヴォーカルに首ったけ

 
 先月に引き続き女性JAZZヴォーカルにハマっています。クラシックそっちのけで聴きまくっています(苦笑)。インターネットで色々調べて、自分の好みに合いそうな歌手の名前を覚えて地元の図書館に行き、こんなCDを借りて来ました。

 Simoneの歌う"Romance"(2004)と"Moonlight Serenade"(2004)の2枚。オーストリア(オーストラリアではなく、クラシックの都ウィーンがあるヨーロッパの小国ですね)出身の若手のデビュー・アルバム2作。耳元で囁くように歌うムード満点のスローなJAZZが私好み。ちょっと舌足らずで甘えた歌声とたどたどしい英語の発音も、オジサンの心をくすぐります(←アバタもエクボ状態 苦笑)。
 続いて聴いたのはDiana Krallの"All for You"(1996)と"The Look of Love"(2001)の2作。うーんこの歌手はうまいですねえ。歌唱力抜群。色気でせまる歌手が多い中、彼女は姉御肌。サバサバした性格の人なのかな? 2作ともオーソドックスな編曲でとちょっぴりハスキーな歌声で、JAZZのテイスト満点なのも気に入っています。もう何枚か聴いてみたいと思っています。
 さらにCheryl Bentyneの"Moonlight Serenade"(2003)も借りて来ました。彼女は1980年代にヒット曲を連発したマンハッタン・トランスファーのメンバーだったそう。確かにそれらしいハイトーンのコーラスが何曲かフィーチャーされています。JAZZとPOPSの中間あたりをねらったアルバムでしょうか。
 ベストセラーになったJane Monheitの"Taking A Chance on Love"(2004)と、Norah Jonesの"Not Too Late"(2007)も借りて来ました。前者は高域につやと色気の乗る上手いヴォーカルと、テンポや楽器編成で変化をつけるアルバム構成の妙に惹かれました。新作も聴きたいなあ。一方後者は私の好みとはズレていました。
 これ以外の、図書館になかった歌手のCDをアマゾンあたりで買ってみようかと考えているところデス。ワタシのJAZZヴォーカル狂いはいったいいつまで続くのやら、自分でも予想がつきません。隣でカミサンがあきれてます(笑)。

 

2012年3月12日(月)  5年ぶりの名古屋フィル定期

 
 "女性JAZZヴォーカルシャワー"を毎日浴びていますが(笑)、今月はその合間をぬって2つのクラシックの演奏会に行ってきました。
 まず7日(水)は名古屋・栄の宗次(むねつぐ)ホールで、ロシア出身の30代半ばのピアニスト、コンスタンチン・リフシッツのリサイタルを聴きました。彼は若い頃日本のDENONレーベルでデビュー。近年はドイツ・ミュンヘンに本拠を置くOrfeoレーベルと契約し、バッハを続けて録音、再びクラシック・ファンの注目を集めているところです。
 今回チケットを買った一番の理由はプログラムが気に入ったから。モーツァルトのピアノ・ソナタ17番、ショパンの4つのマズルカop24、舟歌op60、幻想曲op49、ベートーヴェンの幻想曲op77(←珍しい)とピアノ・ソナタ15番。出身のロシア物で売るわけでもなく、超有名曲でお客さんを増やそうとするわけでもなく、しかし地味ながらいい曲を集めている、ニ長調のモーツァルトで始まり、同じ調のベートーヴェンで閉じるこのプログラム。リフシッツが今弾きたい曲、自信のある曲なのだと理解してチケットを買いました。
 果たしてその演奏ですが・・・素晴らしかった! 白眉はショパンなかんずくマズルカと舟歌!! 時に優美に繊細に、時にダイナミックに色彩豊かに・・・はっとするほど美しいピアニッシモ・・・絶妙のテンポルバート・・・長調の中に潜む悲しみの吐露・・・イマジネーションの飛翔・・・これほど素晴らしいショパンをナマで聴いたのは初めてと言いたいくらいでした。休憩時間のロビーでは、あるアベック(←もはや死語?)が「俺感動して泣いちゃったよ」、また上品なおば様2人連れは「こんなに素敵な舟歌が聴けるなんて予想もしてなかったわ」。演奏中、何度となくミューズ(=音楽の女神)が光臨した瞬間がありました! 聴けて幸せ!!

 続いて10日(土)は、愛知県芸術劇場コンサート・ホールに第389回名古屋フィルハーモニー交響楽団定期演奏会を聴きに出かけました。プログラムはエルガーの「弦楽のためのセレナード」op20とチェロ協奏曲、ワーグナーの「タンホイザー」序曲そしてR・シュトラウスの「死と変容」でした。一番楽しみにしていたのはチェロ協奏曲。ブログ「真空管オーディオ雑感記」でおなじみのkennoy-mini様のお師匠さんである山崎伸子さんがソリストを務めるから。ちなみに指揮はご主人の円光寺雅彦さんでした。
 こちらも3日前に劣らず、素晴らしい演奏が聴けました! 決して大きな音ではないのに、オケをバックに細かな音型までくっきり独奏が浮かび上がる見事な演奏でした。3楽章の途中でしたか、山崎さんが弓を落とすというハプニングがあったのですが、その後は気合が高まり音楽が一層熱くなったように感じました。終演時は会場から暖かく盛大な拍手とブラボー。オーケストラ団員からもお義理でない心からの拍手が送られていました。
 その他の曲も弦楽セレナードの合奏の精緻さ、ワーグナーの終結部の高揚、R・シュトラウスでの金管の安定感など、いずれも私の予想を上回る好演でした。これだけの演奏を聴かせてもらえるのなら、是非また名フィルを聴きに行こうと思いました。7月には次期常任指揮者のブラビンス氏の来演があるので、次はこれかな。

 

2012年3月17日(土)  やっと見つけたJAZZヴォーカル・ガイド

 
 最近私が凝っているのはJAZZ全般ではなく、JAZZの中のヴォーカル物だけです。しかも女性歌手だけ。男性歌手は今のところお呼びじゃございません(笑)。
 JAZZに関して全くの若葉マーク初心者ですので、どの歌手のどんなアルバムをまず聴くべきなのか指針がほしいと思い、図書館を訪ねました。しかしJAZZの本は数あれど、そのほとんどはヴォーカル物ではなく器楽物 (という言い方でよいのかな?) なのです。しかも1950〜60年代の古いアーティストの話ばかり。まるでJAZZは50年前に終わってしまったかのような具合です。そんな中かろうじて2冊参考になりそうなのを見つけました。
◇女性ジャズ・ヴォーカル入門 ジャズ批評編集部編 2000年発行
◇ジャズ・ヴォーカルの名唱・名盤 岩浪洋三著 立風書房 2000年発行
お陰で「エラ・セラ・カーメン」などという言葉は覚えたのですが(苦笑)、どちらも12年前の本。ここ15年ほどの間にデビューした歌手は載っていないので、わかったのは「過去の偉大な歌手は誰か」ということだけ。

 なので次にamazon、HMV、towerのサイトで、リスナーが書き込んだ感想や★マークの数などを参考にしようと試みました。これらのサイトでは曲のさわりを聴けるものもあるので、リスナーの感想や星の数と試聴をいくつか組み合わせてみたのですが、私の好みと大多数のリスナーの好みが必ずしも一致しないということがわかってきました。一例をあげるとNorah Jones。感想も好意的なものが多く★も5つ。何より全世界で1800万枚も売れた大ベストセラーだとか。でも私の琴線には触れずじまい。
 現役の女性歌手からマイ・フェイバリットを探したいワタシが次に試みたのが、「女性」「JAZZ」「ヴォーカル」などのキーワードでのgoogle検索。ひっかかってきたのはいずれもJAZZヴォーカル・ファンの方が作ったホームページでした。どれも愛情あふれるページ作りで眺めるのは楽しかったですし参考にもなりました。ただしHP作りが下火になった2005年あたりで更新がストップしているものが多く、最新情報というわけにはいきませんでした。その後流行ったブログやツイッターは断片的な虫の目的情報しかなく、「現代女性ジャズヴォーカリスト鳥瞰図」がほしい私には役に立ちませんでした。

 キット屋さんのお客さんでJAZZにお詳しい6041のSさん、soundbox様、みとこ先生に教えを請おうかとも考えたのですが、お忙しい皆さんの手を煩わせるのはいけないと思い断念。結局3月10日の名フィル定期の日に、早めに名古屋に行って本屋で見つけた
◇「ジャズボーカルにくびったけ」馬場啓一著 シンコー・ミュージック・エンタテイメント発刊 2010年
が一番役に立っています。@現役女性歌手、A伝説の女性歌手、B日本の女性歌手、C現役男性歌手、D伝説の男性歌手、E日本の男性歌手、という構成で合わせて100名を列挙。最高グレードの歌手は12枚のアルバムを紹介 、次のグレードの歌手は4枚、3番目のグレードの歌手の場合はアルバム1枚のみ紹介、という具合で、まずは誰のどのアルバムから聴くかを考える際のよい参考になりそうです。
 また同日、当地で有名な中古CDショップ「バナナ・レコード」で次の2冊の雑誌を発見。
◇ジャズ批評2009/1号「特集ジャズ・ヴォーカル最新読本」
◇ジャズ批評2011/11号「特集ヴォーカル・ベスト・アルバムAtoZ 500」
以上3冊のいずれにも載っている歌手に的を絞って、5枚のCDを今amazonに注文したところです。それにしても、結局電脳情報より紙の活字情報が役に立ったというのは、私のアタマが古いせいでしょうかねえ。

 

2012年3月22日(木)  プリ半分復活!?

 
 昨年秋以来、プリアンプを撤去しVP3000のみで音楽を聴いておりました。この間は慣れたクラシックをあまり聴かず、もっぱら女性JAZZヴォーカルを楽しんでいました。先日ひさしぶりにクラシックを数曲かけてみたところ、どうも楽しくないんです。音は素直なのですが、表面を撫でただけのような音。演奏からの覇気も聴こえてきません。まるで眉をきれいに整えたいまどきの草食系男子のような音(爆)。特に大編成物で不満が募りました。
 そこでひさしぶりにSV-192Sの簡易プリ部を使うように変更してみたところ、おお、目鼻立ちがくっきりし、音に力が漲るではありませんか! (VP3000のVOLはフル、SV-192S側のVOLで音量調整しました)

 昨秋、音楽が重ったるくなると感じてプリをはずしていたのですが、これってひょっとしてプリのせいではなくて、SP台とフローリングの床の間に敷いていたコーリアンボードのせいではないかと、今疑っています。
 これから数が月コーリアンボードを取り去った状態で聴き続けようと思っています。音が変わるとすぐ「良くなった!」と勘違いする傾向が私にはあるような気がするので(苦笑)。この音の傾向をしっかり掴んだ後に、SV-722に最後の復活のチャンスを与えるかもしれません。

 それにしてもコーリアンボードが本当に犯人だとすると、私は大橋さんからアンプとスピーカーを買ってから8年間、ずっと回り道をしていたことになります。コーリアンボードは大橋さんが最初に私に下さったものですから、音に良い影響があると信じ込んで今まで来たのです・・・ちょっぴりショック。






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