モーツアルト     ベートーヴェン
 
 

2012年7月1日(日) 今年後半の演奏会通いの予定

 
 今年前半は14回演奏会に通いましたが、後半もコンサートを楽しもうとたくさんのチケットを買っています。今のところこんな演奏会に行く予定です。
●  7月7日(土) 名古屋フィル第393回定期演奏会(愛知県芸術劇場コンサートホール)
次期首席指揮者ブラビンス氏のタクトによるラフマニノフ第3交響曲ほか。言わば"婚約中"の両者ですから、張り切った演奏が聴けるのではと期待しています。
●  7月10日(火) ミロシュ・ギターリサイタル(しらかわホール)
ドイツ・グラモフォンからのデビューCDがヨーロッパで異例のロングセラーを続ける若きギタリストのリサイタル。10年に一人の逸材か確かめに行って来ます。
●  8月1日(水)アレクサンドラ・スム(Vn)リサイタル(しらかわホール)
以前N響の安城公演でメンデルスゾーンの協奏曲を弾いたイスラエルの若手女流が、真夏に来日してくれるのでチケット買いました。
●  8月25日(土) 関本昌平(p)リサイタル(岡崎シビックセンター)
皆様お馴染みのピアニスト根津理恵子さんがファイナリストになった2005年のショパンコンクールで4位入賞したのがこの関本君。その後アメリカで研鑽を積んだとのこと。
●  9月22日(土) サンドリーヌ・ピオー(S)リサイタル(電気文化会館)
バロック声楽曲やお国物のフランス歌曲で大活躍のピオーが、「夢のあとに」をテーマに仏・独・英の歌曲を歌ってくれる一夜。歌曲愛好上級者向けかな?
●  10月4日(木) ヤン・リシエツキ(p)リサイタル(しらかわホール)
ドイツ・グラモフォンからデビューCDが出たばかりのポーランド系カナダ人ピアニストは、世界が期待を寄せる17歳。"先物買い"の「第九のI」の評価はいかに?(笑)
●  10月19日(金) フェドセーエフ指揮チャイコフスキー響(旧モスクワ放送響) (豊田市コンサートホール)
ここ数年めぼしい演奏会が途絶えていた同ホールは今秋ひさびさにビッグネームを呼んでくれます。祝復活。S席9000円(会員価格)はコストパフォーマンス抜群!
●  10月23日(火) 庄司沙矢香(Vn)リサイタル(電気文化会館)
プログラムはベートーヴェン6&10番、シューベルト幻想曲D934とドビュッシーのソナタ。伴奏はジャンルカ・カシオーリ。集中力の高い演奏を期待しています。
●  10月24日(水) ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレ(愛知県芸術劇場コンサートホール)
来日オケの中ではこの演奏会に最も期待しています。プログラムはワーグナー3曲とブラームス1番。特にワーグナーは現在世界最高と言って過言ではないはず。
●  11月2日(金) ブロムシュテット指揮バンベルク響(愛知県芸術劇場コンサートホール)
今年85歳になるこの巨匠の指揮を聴くのは4回目。本場ドイツのオケとのベートーヴェン3番&7番。これが聴き納め・見納めと思ってじっくり鑑賞してきます。
●  11月3日(土) ラドゥ・ルプー(p)リサイタル(しらかわホール)
今秋最も楽しみにしているリサイタル。世界トップ10に入るこのピアニストの最も得意とするシューベルトのピアノソナタ21番をアコースティック極上のしらかわHで聴けるのは夢のよう。お願いだから今回はキャンセルしないで!!
●  11月9日(金) ジャン・マルク・ルイサダ(p)リサイタル(しらかわホール)
フランスのエスプリを体現するピアニストによるショパンとドビュッシー。このクラスのピアニストにしては珍しい「全席自由席」なので早めに並ばなくっちゃ。
●  11月10日(土) ジュリアーノ・カルミニョーラ(Vn) リサイタル(豊田市コンサートホール)
kennoy-mini様ご推薦のピリオド楽器を弾くイタリア人ヴァイオリニスト。まだ中堅と思っていたらもう60歳を超えているのですね。今のうちに聴いておかなくっちゃ。
●  11月18日(日) クリスティアン・ツィメルマン(p)リサイタル(愛知県芸術劇場コンサートホール)
こちらも世界10指に入る名ピアニストのリサイタル。今度聴ければ3回め。曲目はドビュッシー晩年の傑作「12の練習曲」という通好みのプログラム。聴き逃す事なかれ!
●  11月20日(火) 藤村実穂子(Ms)リサイタル(しらかわホール)
2011年7月のこの日記で「世界の頂点に初めて立った日本人歌手」としてご紹介した藤村実穂子さんのドイツ・リートの夕べ。念願叶い実演に接するのが今から楽しみ。
●  12月14日(金) 名古屋フィル第397回定期演奏会(愛知県芸術劇場コンサートホール)
 今年3回目の名フィルは、大橋さんの好きな広上淳一氏の指揮による「シェエラザード」がメインプログラム。1年の締めくくりにふさわしい好演を期待しています。

 チケットを買ってあるのは以上ですが、この他にもピアノのユンディ・リ(10/20)、クレーメル&クレメラータ・バルティカ(10/28)、ピアノのアリス・沙良・オット(11/1)、ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管(11/13)、ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル国立管(12/11)などもあり、目移りしそうです。たくさんの演奏会が聴ける地域に住んでいることと私自身の体調が回復していることに感謝しつつ、会場に足を運びます。

 

2012年7月7日(土) 最近のマイ・オーディオetc

 
(1) 「コー○○ンのばかやろーーー」のその後
 プリ(SV722)を復活させ、コー○○ンボードをスピーカー下から取り去って約5か月。今の再生音に心から満足しておりますデス、ハイ( にっこり )。演奏を生き生きと再生してくれて、名演を名演として聴かせてくれています。過去には、何か対策をして音を変えると最初はいいと思っても2か月、3か月と経つうちに良くなっていなかったことがわかって来る、ということもありましたが、今回はその気配なし。
 高三の娘がいない時を見計らっては、真空管アンプに灯をともしています。クラシックもジャズ・ヴォーカルもばっちり。大満足状態です。あと数ヶ月この状態で聴き続けた上で最終結論を出すつもりですが、今回は"あがり"になる予感がしています。うまく"祝完成"と行きますかどうか??

(2) 真空管・敷物・足・ケーブルなどに凝った日々
 そういう状況ですので、これまでに凝った真空管取替え、御影石や木材などの敷物、アンプに取り付ける足、ケーブル、PC再生、ヘッドフォン、iPodなどへの関心が急速に萎んでいます。
 思うに、私がこうした物に凝ったのは、当時の再生音に対する潜在的な不満の表れだったのではないか、と最近思い始めています。もちろん私の場合であって、皆様は違うでしょうけれど・・・。今振り返ると、当時の私はnos管や様々なアクセサリーに凝って、一見楽しそうでいて、自分の音への潜在的不満を消すことができない日々だったと感じています。

(3) ボストン美術館展に行きました
 7月4日(水)、名古屋・金山に「ボストン美術館展」を見に行って来ました。kennoy-mini様の6月23日付けブログで紹介された展覧会が東京から名古屋に巡回してきたものです。明治時代に海外に持ち出されなければ今頃国宝や重文になっていたであろう素晴らしい日本画をいくつも含んで、全39点の展示でした。平日にもかかわらず凄い人出。長蛇の列に並んで二大絵巻 (「吉備大臣入唐絵巻」と「平治物語絵巻」。後者がとりわけ素晴らしい!) もしっかり見てきました。また最近人気の江戸時代の奇想の画家・曽我蕭白の「雲龍図」もじっくり鑑賞して来ました。
 このあと名古屋では市立美術館で「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔 西洋絵画の400年」という展覧会も開催されるようです。暑い季節ではありますが堪能してこようと思っています。美術鑑賞を音楽鑑賞に続く趣味にできれば、と思っている今日この頃です。

(4) フォーレのレクイエムを歌えることに
 6月21日付けのscore1204教授のブログで、デュトワ盤(1900年版)が紹介されていましたね。偶然ですが、私、フォーレのレクイエムを来年春に歌う合唱団に入団させてもらい、練習を始めたところなのです。これでアマチュア・コーラス四大名曲 (ベートーヴェンの第九交響曲、モーツァルトのレクイエム、ヘンデルのメサイアそしてフォーレのレクイエム) を全て歌えることになります。うれしい。田舎に住んでいるとなかなか歌える機会がないものですから。ところどころに出てくるフランス近代音楽の拡張した和声に戸惑いながらも、楽しく練習に参加しています。 私たちが歌うのは近年演奏頻度が増えている1893年版のほうです。もっともコーラス部分はほとんど同じで、異なるのは管弦楽部分だけですね。

(5) NHK響の新しい首席指揮者は、なんと・・・
 7月6日、NHK交響楽団の新しい首席指揮者にパーヴォ・ヤルヴィが就任するとの記者発表がありましたね。ヤルヴィは、私が先月(6月)の日記で、「キレキレ度満点、世界で最も多忙な指揮者」と絶賛した指揮者です。まさかN響に首席指揮者として来てくれるとは!! これはbig&good newsですね。2015/6年シーズンが待ち遠しいです。

 

2012年7月14日(土) フル・オーケストラと生ギター1本

 
 今月も2回演奏会に行きました。ひとつは地元・名古屋フィルの演奏会、もうひとつはヨーロッパで今話題の若手ギタリスト、ミロシュ・(カラダグリッチ)のリサイタルでした。

 7月7日(土)愛知県芸術劇場コンサートホールでの名フィル第393回定期演奏会のプログラムは、
・ バックス 交響詩「ティンタジェル」(←存在すら知らなかった秘曲)
・ ウォルトン ヴァイオリン協奏曲 (独奏: 新コンサートマスターの田野倉雅秋)
・ ラフマニノフ 交響曲第3番
というオール20世紀作品プログラム。おそらく3曲とも名古屋初演かもしれません(苦笑)。それにもかかわらず3日間の練習でとても高い水準の充実した演奏を聴かせてくれました。指揮者は来年度から常任指揮者に就任するマーティン・ブラビンス氏でした。
   総合感銘度 ★★★★(満点は★5つ)
 前回3月に定期を聴いた時にも感じたのですが、名フィル定期のお客さんは実に暖かですね。まず団員が舞台に出てくる時に拍手あり。休憩後も拍手あり。しかも全員出てくるまできちんと拍手が続きます。
 それから常任指揮者就任を前にブラビンスがマイクを持って挨拶した際も、ワンフレーズごとに大きな拍手。正確にはこんな具合でした。
 ブラビンス氏英語でワンフレーズ⇒拍手⇒通訳⇒また拍手⇒
 ブラビンス氏次のワンフレーズ⇒拍手⇒通訳⇒また拍手⇒・・・・
この繰り返し。しかもお義理でない歓迎の気持ちがこもった拍手なのです。
 続いて協奏曲のソリストを務めた新コンサートマスターの田野倉氏へも何度も大きな拍手がありました。さらにメインプログラムのラフマニノフの後はブラヴォーや立ち上がっての拍手も。そして会場から指揮者へ花束も。
 東京のオケの定期だともう少し「どんなレベルの演奏をするか聴いてやろうじゃないか」みたいな "品定め的雰囲気" があったと記憶しているのですが、名古屋のお客さんは「おらが町のオケだから応援したるがなあ」みたいな雰囲気。例えて言うとドラゴンズやグランパスに対する気持ちと似たところがあるのかもしれません。
 この日の定期はなじみの少ない曲ばかりでしたし、通常より料金が1000円高いのに、定期二日目で約80%の集客というのはまずまずと言うべきでしょう、今の当地の経済情勢に鑑みますと。来年度から定期会員になるのも悪くないなあと思ったのでした。

 続いて7月10日(火)は名古屋・伏見のしらかわールでのミロシュのギターリサイタル。曲目は
・ ソル : グランソロ
・ バッハ : リュート組曲パルテイータ ハ短調 BWV997より「前奏曲とフーガ」
・ ヴイラ=ロボス : 前奏曲第1番、ワルツ=ショーロ、練習曲第11番&12番
・ アルベニス : スペイン組曲Op47より「アストゥリアス」&「グラナダ」
・ タレガ : アルハンブラの思い出
・ 作者不詳 : ロマンス(禁じられた遊び)
・ ドメニコーニ : コユンババ
 この日のリサイタルは、クラシックギターの響きの魔法にかけられ、ミロシュの奏でる音楽の虜になった一夜でした。おそらく一生忘れないでしょう。哀愁に満ちた調べをカンタービレ豊かに弾かれると、もう平静・冷静ではいられず、切なく歌うトレモロに涙腺が緩み、激しくかき鳴らされるストローク (でいいのかな?) に心の奥底の魂まで揺さぶられ、たっぷりした低音のアルペジオに身をゆだねる心地よさに酔った一夜でした。
 隣に座っていたクラシックギターを習っているとおぼしき女性は、演奏中しきりにハンカチで目頭を押さえていました。リサイタルが終わったとき、連れの男性に向かって「涙が止まらない・・・」とつぶやいてみえました。
  総合感銘度 ★★★★★
 この日は私にとって決定的な一夜になったと感じています。これまで「好きな楽器は?」と問われると、「チェロとホルン。でも人の声にかなうものはないよねえ(^_^)」などと答えるのを常としてきましたが、これからはクラシックギターも加えることにいたします。
 スペイン物を中心としたミロシュのデビュー・アルバムは国内盤が出たばかり。(海外盤を昨年この日記で紹介しました) さらにヴィラ・ロボスやピアソラや私の大好きなバリオスなどの南米作品を並べた2枚目のアルバムも海外では既発売。
 ギターの音色の虜になったワタシ、近いうちにまたギターリサイタルに行こうと思い、物色中デス。

 

2012年7月21日(土) 女性ジャズヴォーカルに首ったけ (4)

 
 先月と今月は、女性JAZZヴォーカルに詳しいお二人の方から、私にとっては名前も知らなかった4人の歌姫を教えていただき、アルバムを購入し楽しみました。

 まずはクリスティーナ・トレイン(Kristina Train)のアルバム「Spilt Milk」。シンガーソングライターでこのアルバムの曲のほとんどはオリジナル曲とか。オーソドックスなJAZZヴォーカルというより、ブルース、ソウル、ポップス、カントリーウェスタンなど色々な音楽がうまく混ざっていて、JAZZYな中にも今の時代の気分を感じさせる音楽になっているように思いました。ノラ・ジョーンズを少しソウルっぽい歌声にしたようなイメージと言ったら、当たらずとも遠からずかな?
 このアルバムは、皆様お馴染みのキット屋倶楽部「みとこの探訪録」の "みとこ先生" に教えていただいた1枚です。先生からはもう一人、シゼル・ストーム(Sidsel Storm)と言うアーティストのアルバムも同時にお勧めいただいたのでアマゾンでポチったのですが、1か月半待たされたあげく「入荷せず」の連絡あり。その後タワーとHMVのサイトを見るとそちらでは買えそうなのですが、1か月半も待たされると「聴きたい!」という気持ちが多少萎えてしまって・・・ポチらないまま。みとこ先生、教えて頂きながら買わずにスミマセン。でもこれに懲りずにまたオススメを教えてください!

 続いては、ヒラリー・コール(Hilary Kole)の「ユー・アー・ゼア(デュエッツ)」。全14曲のスタンダードナンバーを12人のピアニストと共演(=デュエット)するというコンセプトのアルバムです。コールの歌の上手いこと! 女性JAZZヴォーカル初心者の耳には、D・クラールやS・ベンティーンやJ・モンハイト級に聴こえます。そしてベテラン・ピアニストの面々の、肩の力が適度に抜けた伴奏の味! 一人一人のピアニストの違いまでは私にはわからないのですが、どのピアニストの伴奏もいい味出しています! この1年で聴いた女性JAZZヴォーカルアルバムの中でもとりわけ好きになった1枚。
 続いての3枚目はホイットニー・ジェームズ(Whitney James)の「Nature of Love」というアルバムです。この歌手もなかなかの歌唱力がありました。加えてトランペットとフリューゲルホーンが約半数の曲にフィーチャーされていて、それがこのアルバムの言わば準主役。私は初めて聴くフリューゲルホーンと言う管楽器のまろやかな響きが好きになりました。
 この2枚を教えて下さったのは、ドイツ・ミュンヘンの歌劇場で長年ご活躍の声楽家 "篠の風" 様。お仕事はクラシック音楽ですが、趣味でジャズヴォーカルをお聴きとか。昨年夏のバイエルン州立歌劇場の来日引越し公演の際には、わざわざ愛知県刈谷市まで足を伸ばして、サンバレー・キット屋の試聴室を訪問されたオーディオファイルでもいらっしゃいます。篠の風様、素晴らしいアルバムを教えていただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

 最後はイーデン・アトウッド(Eden Atwood)の2010年発表のアルバム「ライク・サムワン・イン・ラヴ」。CD探しのネタ本にしている雑誌「ジャズ批評」の2009年と2011年のヴォーカル特集号で、何人かの評論家&愛好家が勧めていた歌手のスタンダードナンバー・アルバムです。シナトラ・ソサイエティ・オブ・ジャパンというところがプロデュースしたディスクとのこと。歌はケイコ・リーを彷彿とさせるハスキー・ヴォイス。編曲もなかなか凝っていました。しかし個々の歌の味が今ひとつ出てこない・・・中低域のピッチが不安定・・・で、ちょっぴりがっかり。My favorite singerにはなりませんでした。

 クラシックを聴くと精神が高められる気がするのに対して、女性JAZZヴォーカルを聴くと気持ちがゆったり開放され癒される気がします。これからしばらくの間、現役女性歌手がスタンダードナンバーを歌ったアルバムを中心に漁ろうかと思っています。女性ヴォーカルは、ハーベスのスピーカー&VP3000という300Bppアンプによく合うと感じています(←自己満足かな??)
 最後にjust information。7/20発売の「レコ-ド芸術」誌のオーディオ欄に評論家・鈴木裕さんが購入されたSV-192SとSV-2(2009)が紹介されています。ご参考までに。
 それではみなさん、暑い夏、夏バテしないよう乗り切りましょう!!







  <<トップへ戻る