キット屋倶楽部


SV9TSE製作記

 4月のキット屋店主日記にSV9tの三代目の発売記事が有り、店主自らの製作記事が掲載されました。
小生も1995年に二代目のSV9Tを購入、14GW8の交換や3極結合と楽しんできましたが、今回松下製の6GW8もセットで購入できるとの事、
 SV9Tの超難解な手配線と、ゲインの高さにも非(異?)常な魅力を感じていましたが、3代目のSV9T SEのUL接続、オーバーオールNFB回路が、二代目からどの様に音色が変わるのか、興味津々と為り、購入に至りました。

二代目SV9tと三代目の完成写真
二代目SV9tと三代目の完成写真

入金日翌日に到着、相変わらず素早い対応です!
入金日翌日に到着、相変わらず素早い対応です!

キットの全体です(真空管は別売)。
必ず!全部の部品を取り出して確認します。
キットの全体です(真空管は別売)
必ず!全部の部品を取り出して確認します。

部品の確認が完了したら、基盤製作から始めます
部品の確認が完了したら、基盤製作から始めます

基盤に抵抗をキチンと付けるには、ノギスで曲げ位置を決めます
基盤に抵抗をキチンと付けるには、ノギスで曲げ位置を決めます

抵抗の取り付けが完了しました。
※R2,120Ω2Wの取り付けは基盤から浮かせて取り付けます。
抵抗の取り付けが完了しました
※R2,120Ω2Wの取り付けは基盤から浮かせて取り付けます。

抵抗の取り付け確認が終わったら、真空管ソケットを取りつけます。
抵抗の取り付け確認が終わったら、真空管ソケットを取りつけます。

半田処理が終わりました。
(矢印個所が半田のブリッジを起こしやすいので半田量に注意!)
半田処理が終わりました。
(矢印個所が半田のブリッジを起こしやすいので半田量に注意!)

基盤反対側にコンデンサーを取りつけます。
(コンデンサーの極性を必ず確認して下さい)
基盤反対側にコンデンサーを取りつけます。
(コンデンサーの極性を必ず確認して下さい)

電源回路は少数部品の取り付けで簡単に終了。
※勿論、ダイオードの極性とコンデンサーの極性にはくれぐれもご用心!!
電源回路は少数部品の取り付けで簡単に終了。
※勿論、ダイオードの極性とコンデンサーの極性にはくれぐれもご用心!!

次に電源トランスをサブシャーシに取りつけます
次に電源トランスをサブシャーシに取りつけます

電源基盤の取り付け用スペーサーを取りつけます。
(ここで取り付けミスをしてしまいました。)
電源基盤の取り付け用スペーサーを取りつけます。
(ここで取り付けミスをしてしまいました。)

部品チェックで確認したつもりでしたが、8mmのスペーサーを適当に取り付け、電源基盤を取り付けたら、サイズの違うスペーサーを取り付けてしまいました。メイン基盤を取り付けるまで、スペーサーの寸法違いが判らず?電源基盤は、人知れず耐えていました!! ゴメンナサイ
部品チェックで確認したつもりでしたが、8mmのスペーサーを適当に取り付け、電源基盤を取り付けたら、サイズの違うスペーサーを取り付けてしまいました。メイン基盤を取り付けるまで、スペーサーの寸法違いが判らず?電源基盤は、人知れず耐えていました!! ゴメンナサイ

トランスからのB電源コードはメインシャーシに取り付ける前に、電源基盤のシャーシに取り付けておきます。
トランスからのB電源コードはメインシャーシに取り付ける前に、電源基盤のシャーシに取り付けておきます。

メインシャーシに各部品を取り付けます、電源ソケットとボリュームは配線を済ませて取り付けた方が、楽できます。
※ネオンランプのリード線はヒューズホルダーまでギリギリですから、無理に引張らない様にしましょう。
メインシャーシに各部品を取り付けます、電源ソケットとボリュームは配線を済ませて取り付けた方が、楽できます。
※ネオンランプのリード線はヒューズホルダーまでギリギリですから、無理に引張らない様にしましょう。

前面の風景です、SEはSPコネクターがバナナ端子対応、これは有難いです。
前面の風景です、SEはSPコネクターがバナナ端子対応、これは有難いです。
電源スイッチとボリュームナットをラジペンで回して、美しいステンレスパネルに傷など付けぬ様、注意して下さい!!

出力トランスの取り付けは、R.Lのトランスをシャーシに挟み込んで取り付けます。
取説を見て、コードの出す方向をよく確認して取り付けて下さい。
出力トランスの取り付けは、R.Lのトランスをシャーシに挟み込んで取り付けます。
取説を見て、コードの出す方向をよく確認して取り付けて下さい。

続いて電源トランスを取り付けます。重いので、シッカリ取り付けて下さい。
続いて電源トランスを取り付けます。重いので、シッカリ取り付けて下さい。

アンプ基盤を取り付けます。
アンプ基盤を取り付けます。

出力トランスからのコードが沢山出ているのでパニックに為りそうですが?全部行き先が決まっているので、落ち着いて行き先ごとにインシュロックで軽く結束しておきましょう。(L・Rチャンネルが同色コードですから間違えないように!)
出力トランスからのコードが沢山出ているのでパニックに為りそうですが?全部行き先が決まっているので、落ち着いて行き先ごとにインシュロックで軽く結束しておきましょう。(L・Rチャンネルが同色コードですから間違えないように!)

何時も忘れるヒューズは先にホルダーに入れて外しておき、最後に組み付けるようにします。(ヒューズを忘れて?電源の入らない苦い経験から学びました!)
何時も忘れるヒューズは先にホルダーに入れて外しておき、最後に組み付けるようにします。(ヒューズを忘れて?電源の入らない苦い経験から学びました!)

このアンプは6.3V(6GW8)と12.6V(14GW8)の真空管が選べるアンプです。
このアンプは6.3V(6GW8)と12.6V(14GW8)の真空管が選べるアンプです。
今回は6GW8の真空管を使用するので、ヒーター回路は6.3Vを選んで結線します。

スピーカー配線です。配線図は8Ω結線に為っておりますが、我が家のスピーカーに合わせて、4Ωの配線を選びました。
(配線しないスピーカーコードは熱収縮チューブにて末端処理をしておきます)
スピーカー配線です。配線図は8Ω結線に為っておりますが、我が家のスピーカーに合わせて、4Ωの配線を選びました。
(配線しないスピーカーコードは熱収縮チューブにて末端処理をしておきます)

配線完了です。ここでヒューズホルダーを取り付けて、直ぐ電源を入れたい気持ちですが、配線クズ、半田クズを掃除して、ダイオード、コンデンサーの極性チェック、全行程の部品取り付け、配線の再チェックを行い、すべて完了したらトランスカバーを取り付けます。
配線完了です。ここでヒューズホルダーを取り付けて、直ぐ電源を入れたい気持ちですが、配線クズ、半田クズを掃除して、ダイオード、コンデンサーの極性チェック、全行程の部品取り付け、配線の再チェックを行い、すべて完了したらトランスカバーを取り付けます。

真空管を用意します。おぉ懐かしい?ナショナルのマーク! IPもバッチリ揃っています、真空管ソケットがきついですから、取り付けにはユックリと力を入れ過ぎずまっすぐに差し込みましょう。
(きついので揺すって?力任せに押し込むと、真空管を破損して電源を入れた途端、ボンと真空管が真っ白になります!!)
真空管を用意します。おぉ懐かしい?ナショナルのマーク! IPもバッチリ揃っています、真空管ソケットがきついですから、取り付けにはユックリと力を入れ過ぎずまっすぐに差し込みましょう。
(きついので揺すって?力任せに押し込むと、真空管を破損して電源を入れた途端、ボンと真空管が真っ白になります!!)

さぁ、ヒューズを確認して電源ON、先ずパイロットランプとヒーターの点灯を確認、2〜3分異音異臭の有無を確かめます。五感テストで異常が感じられなかったら、各部の電圧チェックを速やかに開始します。AC100V電圧、各B電圧、ヒーター電圧、各管のプレート電圧と、カソード電圧が基準値の±10%以内で有れば問題無いでしょう。基準値からかけ離れた電圧を示した個所が有ったら、速やかに電源を切り、呼吸を整えて、電流の流れをたどってみましょう。配線ミスや部品の取りつけ不良等で動作が不良になる事がよくあります?
(ちょっとした配線ミスや、半田不良は私もちょくちょくやっています。)
さぁ、ヒューズを確認して電源ON、先ずパイロットランプとヒーターの点灯を確認、2〜3分異音異臭の有無を確かめます。五感テストで異常が感じられなかったら、各部の電圧チェックを速やかに開始します。AC100V電圧、各B電圧、ヒーター電圧、各管のプレート電圧と、カソード電圧が基準値の±10%以内で有れば問題無いでしょう。基準値からかけ離れた電圧を示した個所が有ったら、速やかに電源を切り、呼吸を整えて、電流の流れをたどってみましょう。配線ミスや部品の取りつけ不良等で動作が不良になる事がよくあります?
(ちょっとした配線ミスや、半田不良は私もちょくちょくやっています。)

スピーカーを接続して音出し、何台作っても一番ドキドキするのはこの一瞬です。
スピーカーを接続して音出し、何台作っても一番ドキドキするのはこの一瞬です。
ボリュームを上げていくと、あれっ?Lチャンネルから音が出ない??スピーカーの左右を入れ替えても同じ、入力を変えても同じ、真空管不良かと一瞬、頭真っ白!!落ち着け、落ち着けと暗示を掛けて、ザ・キット屋ガイドブックの「割りばしチェック」をして見ることに、ボリュウムのシールド線から突いて見ます。アンプ基盤との半田個所のシールド線を突いたらガサガサと異音!?ラジオペンチで引っ張ったらアリャ!すっぽり抜けた、何だ?半田不良!?あれだけキット屋倶楽部の「ハンダ付け道場」で勉強したのに〜(Y本道場師範ゴメンナサイ!?)再度半田をシッカリ付けて、序に、怪しい?個所を再半田、これで安心です。

再度、電源投入!今度は問題無く左右から音出ました!!(感激です!!)
再度、電源投入!今度は問題無く左右から音出ました!!(感激です!!)
10分も音楽を流していると、トンドン音が滑らかになり、音が浄化されてきます。これぞ真空管アンプの醍醐味、この快感を知らない人は不幸だなぁ〜

最後に各部の配線を取りまとめて、結束します。
最後に各部の配線を取りまとめて、結束します。

裏蓋を付ければ見えなくなるのですが、此処の縛りにコダワルのが、粋ってモンです!?
裏蓋を付ければ見えなくなるのですが、此処の縛りにコダワルのが、粋ってモンです!?
 

御参考


二代目SV9T、組み立て難易度★★★★★の内部写真
二代目SV9T、組み立て難易度★★★★★の内部写真
 

SV9T SEの完成です

最後に、ステンレスの汚れ、(指紋)は綺麗に拭き取りましょう。
最後に、ステンレスの汚れ、(指紋)は綺麗に拭き取りましょう。
(ここから犯人の足が付くのはテレビドラマの常識です??)
拭き取るのは、眼鏡(レンズ)クリーナーが便利です。
 真空管を拭くのはマークに注意して下さい。超!貴重なTelefunkenをお持ちの貴方!マークを消しては、泣くに泣けないですよ!?
 

SV9T SE完成写真

 

SV9T SEの試聴記(エージング中ですが?)

 先ずは樽スピーカー(ビクターウッドコーン仕様)で音慣らし、CDは東京銘曲堂の「イン・コンサート」から。川嶋哲郎(ts)の響きはSV9Tと比べるとゴリゴリした熱さが少々引きますが、よりソフトケイトされた曲に感じられ、小生好みの音に成りました!!
 続いて、女性ボーカル、過日の東京試聴会でウィンズさんのデモCDでお馴染み!?森田葉月&森川七月の「Jazz Cover」一曲目の「Pretend」からメロメロ、声の若々しさにノックアウトされました。SV9Tに比べ、スッキリ感が増した様で、これはUL接続とNFBがカナリ効いている感じです!!
 これならクラシックもイケると!アーノンクールのバッハ「ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ集」からスタート、高音がきつくならず、低音が膨らまず、SV9Tに比べ少々線が細く聞こえますが、古楽器特有の響きの豊かさは失われておらず、イメージ通りの鳴り方でこれは好い!!この洗練さは、只者では無い、と、唸りながら今夜も午前様です?・・・・・・
 うっとうしい梅雨空が続きますが、我が家の居間はすっきりと梅雨明けです。この爽やかな音色を皆さんもぜひご確認ください!!