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年が明けて年始の挨拶や、兄弟・子供たちとの顔合わせで、慌ただしく過ごしてきたが、ここに来て少し落ち着いたので、クラシックのLPでも見に行こうと出かけた。そしてジャケットを見ながら6枚のLPを購入した。

★1枚目はハイドンの弦楽四重奏曲「冗談」「セレナーデ」「5度」の録音されたLPで、演奏はヤナーチェク弦楽四重奏団であり、DECCA 1964年発売である。
ハイドンの弦楽四重奏曲は、聴いているととても清清しい気持ちになれるので、たいていのものは手に入れたいと思う。ヤナーチェク弦楽四重奏団は、スメタナ弦楽四重奏団とならんでチェコを代表する弦楽四重奏団で、格調高く、暖かく、音色も美麗である。

★2枚目はモーツァルトのフルート協奏曲(K313)とオーボエ協奏曲(K314)です。演奏はクロード・モントゥ(fl)、彼は指揮者ピエール・モントゥの息子。ネイル・ブラック(Oboe)、ネヴィル・マリナー指揮のアカデミー・オブ・St・マーチン・イン・ザ・フィールズである。
モーツァルトの音楽はどれも手元に置きたいと思う。ディヴェルティメントやセレナード、管楽器の協奏曲などは聴いていると楽しくなる。

★3枚目もモーツァルトのセレナード第11番(K375)と第12番(K388)である。演奏は古楽器を用いたコレギウム・アウレウム合奏団(ハルモニア・ムンディ)である。
モーツァルトのセレナードというと、7番(ハフナー)、9番(ポスト・ホルン)、10番(十三管楽器のためのセレナード)そして有名な13番(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)をよく聞くが、このコレギウム・アウレウム合奏団の古楽器を用いた渋い音色も、美しい。

★4枚目はブラームスのヴァイオリンとチェロのための協奏曲である。演奏はクリスチャン・フェラス(Violin)、ポール・トルトゥリエ(Cell)、パウル・クレツキイ指揮のフィルハーモニア交響楽団です。カップリングされているのはベートーヴェンのバイオリンソナタ第1番です。フェラスのヴァイオリン、ピアノはピエール・バルビゼです。
ブラームスの第5交響曲として着想されたというこの曲を聴いたことが無く、思わず買ってしまった。フェラスのヴァイオリンがどうかという不安はあったが、カラヤンと出会う前のもので(1963年発売)、のびのびと演奏しているように感じる。

★5枚目もブラームスで、クラリネット五重奏曲です。演奏はジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(cl)とメロス・アンサンブルです。
モーツァルトではクラリネット協奏曲、ブラームスではクラリネット五重奏曲、これがあると、つい手が出てしまいます。

★最後の6枚目はシューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」です。演奏はウィーン・コンチェルトハウス弦楽四重奏団(ウエストミンスター)。こういうLPとであったならば、手を出さないほうがおかしいでしょう。ウエストミンスターの室内楽はCDでも発売されているが、LPのほうが断然、弦の音が艶やかである。第2楽章の歌い方がコンチェルトハウスはいいですね。
以上、今日購入したLPを聴きながら、文章を書いていますが、また夜中になってしまいました。「1」は予想以上に良い、「2」と「3」は予想通り良い、「4」はまあまあ、「5」「6」は予想以上に良い、というのが第1印象ですが、これから聞き込んでいきます。

年末にスコット・ラファロの伝記を見ながら、演奏を聞いて、というようなことをして過ごしたので、事のついでにビル・エヴァンスのピアノ・トリオを中心にした演奏を改めて聴いている。その中でベーシストとの組み合わせが異なる、好きな演奏のアルバムをピックアップしてみた。

・1959.1.19 NYC On Green Dolphin Street (Milestone) Paul Chambers(b)、Philly Joe Jones(ds)
これはスコット・ラファロが参加する直前の演奏で、チェット・ベイカーの「チェット」というアルバムを制作した時のリズムセクションで、同じ日に録音したものである。エヴァンスもポール・チェンバースのウォーキングベースに乗ってよくスイングしている。

・1961.6.25 NYC Waltz For Debby (Riverside) Scott LaFaro(b)、Paul Motian(ds)
スコット・ラファロの参加したリバーサイド4部作はどれも素晴らしいが、何といってもこのアルバムのマイ・フーリッシュ・ハートからワルツ・フォー・デビーにかけての演奏は何度聴いても素晴らしいと思う。

・1963.5.30 LA Bill Evans At Shelly's Manne Hole (Riverside) Chuck Israels(b)、Larry Bunker(ds)
チャック・イスラエルの参加したアルバムでは、ムーン・ビームスのバラードプレイも見事であるが、このアルバムは大変リラックスした味わいがあり、チャック・イスラエルのベースの音が何とも艶やかで美しい。彼独特の音色である。

・1968.6.15 Montreux Bill Evans At The Montreux Jazz Festival(Verve) Eddie Gomez(b)、Jack DeJohnette(ds)
ビル・エヴァンス・トリオのベーシストでスコット・ラファロは2年、チャック・イスラエルも2年、これに対してエディイ・ゴメスは11年間在籍し、最も長い間メンバーであった。ゴメスの高音を駆使したよく歌うベースは、エヴァンスのソロと好一対であった。このアルバムではディジョネットが参加し、アグレッシブな演奏を聞かせる。

・1969.1.30~5.3 NYC What's New(Verve) Jeremy Steig(fl)、Eddie Gomez(b)、Marty Morell(ds)
このアルバムはピアノ・トリオではないが、ハードなプレイを展開するジェレミー・スタイグとエヴァンスが、がっぷり四つに組んだ非常にアグレッシブな演奏である。

・1974.8.9~8.16 Holland、Belgium But Beautiful(Milestone) Stan Getz(ts)、Eddie Gomez(b)、Marty Morell(ds)
このアルバムも個性派のスタン・ゲッツをゲストの迎えての、オランダとベルギーでのライブを収録したもので、色々とエピソードの多いアルバムである。この中のピーコックという曲でのエヴァンスとゲッツのデュオ演奏は、鬼気迫るものがある。

・1980.8.31~9.8 San Francisco The Last Waltz(Milestone) Marc Johnson(b)、Joe LaBarbera(ds)
エヴァンスの最晩年のベーシストはマーク・ジョンソンであり、エヴァンスが無くなるまでの年間在籍した。このアルバムはエヴァンスが無くなる(80年9月15日)直前のライブを捉えたものである。マーク・ジョンソンとのコンビは、フコット・ラファロとのコンビの演奏に最も近い演奏である。
もちろん、これ以外にもビル・エヴァンスの素晴らしい演奏は沢山あるが、それぞれの時代時代での好きな代表的アルバムを引っ張り出して聞いたものである。これらを聴き終えたあと、サンソン・フランソワの演奏するラベル・ピアノ曲全集から、適当にラベルのピアノ曲を聴いているが、曲によってはビル・エヴァンスが演奏しているような印象を受ける。彼がラベルの影響を受けていることを強く感じる。

2年間の豊田市農ライフ創生センターの研修も、そろそろ終わりに近づいてきました。実践栽培畑もきれいに片付けなければなりません。ここでは冬野菜として、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草、大根、などを作りましたが、冬野菜については、如何に植え付け時期が大切かを実感しましたので整理する。
8月30日
まだ残暑が厳しいときであるが、白菜、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーのための土壌改良(堆肥、苦土石灰)を実施。
9月2日
白菜、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーのための元肥と畝たて。
9月3日
白菜、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーの植え付けと防虫ネット掛け。
白菜は播種後2週間たった苗を植えつけえる。(根が弱いのでなるべく早く植える)キャベツ、カリフラワー、ブロッコリーは本葉が4~5枚に成ったものを植えつける。またこの時期は蝶や蛾の活動が盛んなので防虫ネットは必須である。何もしないと青虫の餌場になる。
9月11日
白菜(追加)を直接播種する。
9月17日
大根の直接播種(大根は必ず直播する)
10月12日
ほうれん草の直接播種(ほうれん草も必ず直播する)
10月7日から8日
台風がやって来て、大根がほとんど全滅
10月13日
台風で大根がダメになったところに、2回目の播種を実施。
10月27日
ほうれん草(追加)の直接播種
以上のような作業状況に対して、
1)白菜の直播(9月11日)は1週間遅かった。白菜とかキャベツは日が短くなり、寒さがやってくると葉が球結するが、その時までに20枚以上の葉が出来ていないと上手く行かない。9月11日では落ちこぼれができた。
2)大根を10月に蒔き直したが、大きくならない。やはり9月中旬までに蒔かないと無理がある。
3)ほうれん草を1回目と2回目の間隔を2週間置いて蒔いたが、間隔は1週間で十分である。ほうれん草は9月の初めに蒔けば1ヶ月で収穫できるが、10月初めで1.5ヶ月、11月初めで3ヶ月、12月初めで5ヶ月収穫にかかる。
このように冬野菜は、寒くなると生長が遅くなり、タイミングを間違えると、寒さの準備が不足してまともに収穫できなくなる。植え付け時期の大切さを実感しました。
