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アート・ペッパーの奥さん、ローリーが彼の未発表セッションを発表ししているとことについて以前紹介したが、さらにVol.6が2011年の12月に発表されたので紹介する。
・Art Pepper : Unreleased Art Vol. 1 / 2Disc Set
1981年11月22日、網走市民会館での最後の来日公演の貴重な記録。
・Art Pepper : Unreleased Art Vol. 2 / 1Disc
1982年5月30日、アート・ペッパー最後の録音となったクールジャズ・フェスティバルでのライブ。亡くなる16日前の演奏。
・Art Pepper : Unreleased Art Vol. 3 / 2Disc Set
1981年5月14日、英・クロイドン、Fairfield Hallでのライブ演奏。
・Art Pepper : Unreleased Art Vol. 4 / 3 Disc Set
Disc1は主にウェスト・コースト時代の演奏。
Disc2は主にリハーサル音源を集めたもの。
Disc3は聞いていません。
・Art Pepper : Unreleased Art Vol. 5 / 2 Disc Set
1981年5月25日、ドイツはシュトゥットガルトにおけるライブ演奏。
・Art Pepper:Unreleased Art Vol.6 / 4 Disc Set
Originally recorded by Mole Jazz live at Ronnie Scott's, London June 27and 28th 1980.
1980年にRonnie Scoot'sにて行われた伝説的なライヴ"Blues for the Fisherman"のレコーディング・セッションを集めた貴重録音盤。4CDでのお目見えです。プロフェッショナルな録音がリマスターされて登場。全25曲、今となってはこれも貴重なインタビューの模様も15トラックにわたって収録。写真入り24ページ・ブックレット付きです! (新譜案内より)
翌年の日本の網走におけるコンサートと、今回のロンドンコンサートでは、演奏曲目に多少の違いがある。日本ではアート・ペッパーの十八番と言えばBesame Muchoのイメージがあり、現実に日本のライブでは必ず演奏される。網走のコンサートでも演奏されている。しかしロンドン公演では演奏されていない。このことは、ぼくにはなかなか興味深い。







Jazz Impressions Of Japan/Dave Brubeck /Label:Columbia
A1. Tokyo Traffic
2. Rising Sun
4. Fujiyama
B1. Zen Is When
2. The City Is Crying
3. Osaka Blues
4. Koto Song
・Paul Desmond - alto sax
・Dave Brubeck - piano
・Eugene Wright - bass
・Joe Morello - drums
Recorded:January 31, 1960, June 16 & 17, 1964
上の2枚のアルバム写真の違いは何かと言えば、左は絵の下が切れていて、右は絵の上が切れています。(見たとおりか)左はステレオ盤で、上にStereoと書いてあるからです。
またデイブ・ブルーベックのアルバムの話になりましたが、このころのコロンビアに録音したブルーベックのアルバムはたいへん音が素晴らしく、それだけで聞きたくなってしまいます。そして今回モノラルのオリジナル盤を入手したので、ついつい書いてみたくなりました。
早速ステレオのオリジナル盤と聞き比べてみました。当たり前ですが、聞いた感じはまったく違います。モノラル盤は、各楽器の音の大きさの違いによって、奥行き感を出しながら、スピーカーの中央から音が固まりになって飛び出してきます。少し大きい音で聞けば、音の快感を味わえます。ステレオは各楽器のデティールがはっきりとして、見通しの良い音が広がって出てきます。どちらが良い悪いでなく、二通りの楽しみ方ができます。
テイク・ファイブは聞き飽きたとしても、音の良いブルーベックはまだまだ楽しめます。この辺のアルバムは、発売当時よく売れたと見えて、オリジナル盤でも比較的リーズナブルな価格で入手できます。
