ジャズ・オーディオの雑記帳
 by 6041のS
「FMジャズ喫茶Pitch」2019年1月1-2週放送内容(12/17収録)(2018.12.18)

 皆さん、明けましておめでとうございます!日頃は「FMジャズ喫茶Pitch」を聞いていただいてありがとうございます。今年も3人で頑張りますのでよろしくお願いします。

 

1)神谷:Yardbird Suite (6:29)
・Dizzy Reece, Tubby Hayes – Changing the Jazz at Buckingham Palace
・Savoy Records – MG 12111 (release 1957)
・Recording Date July 17 & 23, 1956
  Face B
  Dizzy Reece (tp)
  Terry Shannon (p)
  Lennie Bush (b)
  Ohil Seamen (ds)

 マスターがトップバッターに持ってきたのが、A面がTubby Hays、B面がDizzy Reeceという、欧州で活動していたグループをSavoyが録音したアルバムより、Dizzy ReeceのYardbird Suiteです。

 

2)清水:Tribute To Brownie (6:37)
・Louis Smith – Here Comes Louis Smith
・Blue Note – BLP 1584 (release 1958)
・Recorded on February 4 & 9, 1958
  Alto Saxophone – "Buckshot La Funke"
  Bass – Doug Watkins
  Drums – Art Taylor
  Piano – Duke Jordan, Tommy Flanagan (tracks: A3, B1, B3)
  Trumpet – Louis Smith

 ぼくはBlue Noteの1500番台の録音の中で、新人を発掘したHere Comes Louis SmithというアルバムよりTribute To Brownieという曲。曲名のように彼はクリフォード・ブラウンのような演奏を展開しています。

 

3)大橋:
 大橋さんが曲名も演奏者も伏せて演奏を聞きましょうと提案されました。これはぼくたちに誰が演奏しているかを当てさせるというよりも、虚心坦懐に曲を聞いてどう思うか感想を聞きたかったようです。(なかなかかっこ良い演奏ではないか、という感想を期待していたようです)二人ともこれはWynton Marsalisのトランペットだと分かりました。それはMilesのようなリズム隊をバックにマイルスのような雰囲気で吹いていて演奏はうまいが、伝わってくるものが少し希薄な演奏という特徴で気づいてしまいます。ぼくはそれを口に出してしまいましたが、上手な演奏だよ!で止めておいた方が盛り上がったかと、少し反省しています。

Autumn Leaves (6:26)
・Wynton Marsalis – Marsalis Standard Time, Vol. 1
・Columbia – C 40461
・Recorded digitally at RCA Studio A, NYC on May 29-30, 1986 and September 24-25, 1986
  Bass – Robert Leslie Hurst III
  Drums – Jeff "Tain" Watts
  Piano – Marcus Roberts
  Trumpet – Wynton Marsalis

 (追記)  今日の事前収録時には思い出せませんでしたが、このアルバムの録音が大変すばらしいと思って、ぼくがJBL4343スピーカーでジャズを聞いていた時に、この曲を大音量で聞いて、テンポがだんだんアップするスリリングな演奏シーンやマルサリスのトランペットの音に浸っていたことを思い出しました。(大音量にすると退屈しません)

 

4)神谷:Alone Together (13:36)
・Eric Dolphy – Musical Prophet (The Expanded 1963 New York Studio Sessions)
・Resonance Records – HLP-9035 (release2018),
  Eric Dolphy (b-cl)
  Richard Davis (b)

 マスターが急遽予定を変更して希少盤を持ってきました。Eric Dolphyの今年発売されたMusical Prophet The Expanded 1963 New York Studio Sessionsというアルバムです。CDは沢山あるようですが、LPは世界で3000枚ということです。今までに発売されなかった未発表音源があるようです。演奏曲はRichard Davisとのデュオでしっとりと演奏されるAlone Togetherです。

 

5)清水:Have Horn, Will Blow (5:03)
・Eddie "Lockjaw" Davis – In The Kitchen
・Prestige – PR 7660 (release 1969)
・Recorded in Hackensack, NJ; June 20, 1958
・Volume 1 of the Eddie "Lockjaw" Davis Cookbooks featuring Shirley Scott, This LP is a retitled release of the earlier album The Eddie "Lockjaw" Davis Cookbook.
  Bass – George Duvivier
  Drums – Arthur Edgehill
  Flute – Jerome Richardson
  Organ – Shirley Scott
  Tenor Saxophone – Eddie "Lockjaw" Davis

 ぼくの最後の曲はEddie "Lockjaw" Davis のIn The KitchenというアルバムよりHave Horn, Will Blowという曲です。このアルバムはVolume 1 of the Eddie "Lockjaw" Davis Cookbooksというタイトルで発売されたアルバムの再発です。普段あまり聞かないコテコテのテナーサックスにオルガンが絡むという濃い演奏です。

 

 

 実は今日も収録が始まる前に、マスターがアルバムの変更を申しでたり、また大橋さんが簡単な進行を説明してくれたのですが、ぼくが異を唱え、マスターがまた別なことを言い、喧々諤々となり、このやり取りを放送したほうが面白いのではないかという冗談も飛び出しました。いつも簡単な事前打ち合わせに基づいて、大橋さんが進行を考えてくれるのですが、1~2日経つとぼくたちの考えも変わり、なかなか大橋さんの思うような進行になりません。苦労されていますが、年寄りのわがままと思って大目に見ていただきたいと思っています。進行など考えずに、出たとこ勝負の放送も考えられますが、それだと今日のようにヒートアップした時は面白いかもしれませんが、お互いにノリが悪いとつまらない放送になる恐れがあります。大橋さんには、やはりナビゲーターとしてご苦労をお願いしたいと思います。(なんか内輪の話になってしまい、申し訳ありません)




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