ジャズ・オーディオの雑記帳
 by 6041のS
「FMジャズ喫茶Pitch」2019年10月3-4週放送内容(9.16収録)(2019.10.10)

 先日、ジャズ喫茶「グッド・ベイト」に出かけてマスターと話していた時に、今回収録の「FMジャズ喫茶Pitch」で用意したジャズアルバムに話が及び、メジャーなジャズマンで紹介したい演奏がまだ沢山あるのに、マスターの取り上げたAlan Skidmore(ts)とかぼくのHal McKusick(as)とか結構マイナーなジャズマンを取り上げているが、リスナーのことを考えたらどちらが良いか考えてみることが必要だね。といったような話になりました。ぼくも考えてみます。

 

1)神谷:Mr P.C. (3:56)
・Alan Skidmore Quartet – Tribute To 'Trane
・Miles Music – MM075 (release 1988),
  Bass – Dave Green
  Drums – Stephen Keogh
  Piano – Jason Rebello
  Saxophone – Alan Skidmore

 アラン・スキドモア(ts・ss・fl)はイギリスのジャズミュージシャンであるが、詳しいことはよく知らない。確か初リーダーアルバムのOnce Upon A Timeが、大変評価が高かったということを聞いたことがあるが、演奏をぼくは聞いていない。コルトレーンへのTribute曲MrP.C.は大好きな曲なので興味津々である。

 

2)清水:Saturday Night (7:13)
・Hal McKusick – Triple Exposure
・Prestige – PRLP 7135 (release 1957)
・Recorded in Hackensack, NJ; December 27, 1957
  Alto Saxophone, Tenor Saxophone, Clarinet – Hal McKusick
  Bass – Paul Chambers
  Drums – Charlie Persip
  Piano – Eddie Costa
  Trombone – Billy Byers

 かれは1955年にHal McKusick Playsという初リーダーアルバムを出してから、1960年頃までに10枚前後のリーダーアルバムを制作した後は、リーダー作は出していないと思う。Triple Exposureというアルバムは後半に出たアルバムである。彼のアルトサックスのイメージは、大胆に言うとリー・コニッツとアート・ペッパーの間にあるように思える。

 

3)大橋:Remember (5:40)
・Hank Mobley – Soul Station
・Blue Note – BLP 4031 (release 1960)
・Recorded on February 7, 1960
  Bass – Paul Chambers
  Drums – Art Blakey
  Piano – Wynton Kelly
  Tenor Saxophone – Hank Mobley

 Hank MobleyのSoul Stationと言えば演奏も録音も良いということで、ブルーノートの超人気アルバムの1枚です。モブレーのワンホーン・カルテットで、Rememberでは彼のほっこりとした演奏と、ウィントン・ケリー、ポール・チェンバースなどのスカッとしてバックも聞きどころです。

 

4)神谷:Neata Babe Boogie (7:10)
・Dannie Richmond – Jazz A Confronto 25
・Horo Records – HLL 101-25 (release 1976),
  Bass – David Friesen
  Drums – Dannie Richmond
  Guitar – Irio De Paula
  Percussion – Afonso Vieira
  Piano – Don Pullen
  Tenor Saxophone – George Adams
  Trumpet – Jack Walrath

 イタリアのHoroレコードのConfrontoシリーズの25枚目が、Dannie RichmondのJazz A Confronto 25というアルバムです。演奏者を見ればわかるように、ミンガスグループのメンバーが参加しているように、これはミンガスグループがイタリア公演をした際に、Dannie Richmond をリーダーに地元のメンバーと一緒に録音されたものです。このジャケットはConfrontoシリーズでは共通で使用されています。

 

5)清水:Softly As In The Morning Sunrise (5:05)
・Georges Arvanitas Trio – 3 Am
・Pretoria – 30 J. 3000
・Recording Paris, September 10, 1958
  Bass – Doug Watkins
  Drums – Art Taylor
  Piano – Georges Arvanitas

 フランスのジャズ・ピアニストであるジョルジュ・アルバニタがアメリカのDoug Watkins、Art Taylorとトリオで1958年にパリで録音したアルバムである。アルバニタはフランス人ではあるがファンキーな黒っぽい演奏をしており、Doug WatkinsのベースもさえてSoftly As In The Morning Sunriseを好演している。

 

6)大橋:My Little Brown Book (5:20 )
・Duke Ellington & John Coltrane – Duke Ellington & John Coltrane
・Impulse! – A-30 (release 1963)
・Recorded September 26th, 1962
  Bass – Aaron Bell
  Drums –Sam Woodyard
  Piano – Duke Ellington
  Soprano Saxophone, Tenor Saxophone – John Coltrane

 1962年にコルトレーンは、インパルスに3枚のアルバムを録音した。コルトレーン、バラードそして3枚目がデューク・エリントンとジョン・コルトレーンである。ここでの演奏曲は1曲を除いてすべてエリントンかストレイホーンの曲である。このMy Little Brown Bookという曲はストレイホーンの作曲で、ジョニー・ホッジスのフィーチュア・ナンバーであるがコルトレーンがテナーで彼とは違った味を出している。

 

 今年は10月の声を聴いても30℃近い気温が続き、なかなか涼しくならなかった。こういういつもと違う天候になると、野菜を作っていてもいつもと違う事態がおこる。特定の害虫の大量発生である。
 ネギのうっとうしい害虫と言えば、アザミウマによる吸汁被害が定番であるが、今年はそれが少なくハモグリバエの幼虫が大発生して、ネギの葉が枯れるものまで出てきた。
 それからダイコンシンクイ(ハイマダラノメイガ)の大発生である。この虫はダイコンの幼苗の芯の成長点を食害するので、これにやられると致命的なダメージとなり、ダイコンを蒔き直しする必要がある。
 幸いに早期に発見することが出来、致命的な被害にまでは至らなかったが、特別な用事がなくても毎日畑に顔を出すことが大切であることを痛感しました。




ページトップへ