TU-8900
参考ブログもご参照下さい。
”〇〇セット(バージョン)”には全ての真空管が付属しています。
※「梅セット(JJ ECC82・PSVANE 300B)」の場合「JJ ECC82*2」,「PSVANE 300B*1ペア」が付属します。
※「竹セット(JJ ECC82・Prime 300B ver.4)」の場合「JJ ECC82*2」,「Prime 300B ver.4*1ペア」が付属します。
※「松セット(GL ECC82・PSVANE WE300B)」の場合「Gold Lion ECC82*2」,「PSVANE WE300B*1ペア」が付属します。
※「最強バージョン」の場合「Gold Lion ECC82*2」,「Western Electric 300B*1ペア」,「Arizona 0.1uF*2個」が付属します。
※「桃セット(JJ ECC82・EH 2A3 GOLD)」の場合「JJ ECC82*2」,「EH 2A3 GOLD GRID*1ペア」が付属します。
※TU-8900における12BH7(A)同等あるいは近似管(例:CV4068/6158等)のご使用について
本機におけるメーカー発表(12BH7A使用可能)情報に基づきCV4068あるいは他の12BH7同等(あるいは類似)管を使用した際に容量性発振と思われる不具合が起こることが報告されました。現行あるいは米系NOSの12BH7(A)での動作は問題はありませんが、いわゆる類似管のご使用にはご注意ください。
オーディオファンの間で根強い人気がある直熱三極管、"300B"と"2A3"。ふくよかな中音域と重厚な低音が魅力の"300B"、繊細な表現力と優しい音色が魅力の"2A3"、この似て非なる2種類の真空管を特別な設定の変更なしに、このTU-8900、1台でお楽しみいただけます。現在、多くの真空管メーカーで多種多様な"300B"と"2A3"が製造されており、選択肢の幅はさらに広がっています。
■ 300B、2A3を自動判別
"300B"と"2A3"は外見上非常によく似た真空管ですが、フィラメント電圧や動作点の違いから供給電圧の切り替えが必要となります。TU-8900では装着されている真空管を自動判別し、それぞれの真空管に合ったフィラメント電圧、B電圧を自動設定します。300B装着時にはボリューム周りの左右がブルーに、2A3装着時にはグリーンに光ります。また、真空管の異常などにより、過大な電流が流れた場合は異常のあるチャンネル側が赤く光り、電流をシャットダウンして保護します。
■ 新設計の電源回路
電源トランスの巻き線は左右別巻きとし、チャンネル間の干渉を極力抑えています。フィラメント電源用には超低ノイズ・高効率の最新DC-DCコンバータを採用。また、整流ダイオードはショットキーバリアダイオード、ファーストリカバリーダイオードを使用することで、わずかなスパイクノイズも最小限に抑えています。能率の高いヘッドホンの使用においてもノイズを気にすることなく音楽をお楽しみいただけます。電源部の主回路は各チャンネルごとにユニット化され、モジュールとして同梱しています。
■ 直熱管にやさしい設計
直熱管と傍熱管の混在する回路ではウォーミングアップの時間が大きく異なるため、先に立ち上がる直熱管に負担がかかりますが、TU-8900では電圧をゆっくりと上げていくソフトスタート機能で、直熱管にかかる負担を軽減しています。
■ NON-NFB(無帰還)への変更も簡単
裸特性の良い三極管だからこそ無帰還の音を聴きたいと言われる方も多いのではないでしょうか。TU-8900では、基板上のショートプラグの位置を変えることで簡単に無帰還アンプへ変更ができます。無帰還とすることで、ゲインが約8dBアップします。
■ 電圧増幅管は12BH7Aも使用可能
電圧増幅管は12AU7の使用を標準としていますが、ドライブ能力の高い12BH7Aの使用も可能です。
■ 信頼性の高い真空管ソケットを採用
300B/2A3用の4ピンソケットは、製造メーカーと意見を出し合いながら出来上がった信頼性の高いものを採用しています。実装後もしっかりとした装着感が得られます。
■ 大型カップリングコンデンサーへの交換にも対応
音質に大きな影響を与えるコンデンサは、導電性高分子電解コンデンサやポリプロピレンフィルムコンデンサなどを多用しています。カップリングコンデンサは、お好みにより、最大径22mm×長さ44mmの大型のものへの交換が可能です。
■ ヘッドホンに合わせた音量設定
ヘッドホンレベルはフロントパネルを外し、ショートピンの位置を替えることで簡単に変更が可能です。
■ ボンネットは耐熱性の高いポリカーボネート製を採用
電気用品安全法や国際規格であるIECでは筐体などの材料ごとの温度限度が厳しく規定されています。出力管上部はカバーの温度が100℃近くの高温となりますので安全基準遵守のためボンネットに耐熱性と堅牢性を兼ね備えたポリカーボネートを採用しました。