Arizona Capacitors オイルコンデンサ [AG104] 0.1uF 600V
真空管アンプの音質向上の決定打!旧West Cap.の流れを汲む本格的オイルコンデンサーです。最大の特徴は低域の量感と弾力。ぜひお試しください!!
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Arizona Capacitors社は、往年の真空管アンプ自作ファンの間ではその音質の素晴らしさで知る人ぞ知る存在であったWest Capのオイル・コンデンサーの製造部門でした。その後もWest Capの技術、設備をすべて継承し、現在も米国航空宇宙産業や軍需産業等で使用される信頼性の高いオイル・コンデンサーを製造しています。Arizona Capacitorsのオイル・コンデンサーを真空管アンプのカップリングに使用すれば、豊かで艶やかな音色が付加され、情報量やスピード感も向上し、新たな真空管アンプの魅力を楽しんでいただけます。また電源のケミコンにこのオイル・コンデンサーを並列接続することで、全帯域の立ち上がりのスピードが増し、何よりも大切な音楽の再生能力が格段に改善されるものと思います。
Arizona Capacitors オイル・コンデンサーの特長
誘電体
オイルコン独特の自然で人の聴覚に優しい音質は、主にこれらのオイルコンに採用されている誘電体、クラフトペーパーによるものと言えます。北米には豊かな巨木の針葉樹林帯があり、この針葉樹を原材料にクラフトプロセスを経て無着色で上質なクラフトペーパーの素材、良質なパルプが製造されています。ポリプロピレンやポリエステルフィルムという人工的な素材と比較すると強度は劣るものの、樹脂フィルム特有の機械的な共振モードがありません。Arizona Capacitorsが採用したこの自然素材とも言えるクラフトペーパーには音質的なクセが基本的に存在せず、これを誘電体としたとき、艶やかな音色そして自然で聴感に馴染む音質のコンデンサーに結実するのです。
電極
電極にはアルミニウムを採用しています。強度もほどほど、かつ内部損失が比較的大きいというこの素材の特性が、柔らかく心地よい響きとなります。
ケース
スズメッキの真鍮製の円筒管の両端をガラス封止し密閉した、ハーメチック・シール(完全気密)構造を採用しており、アメリカ軍向けの規格をクリアするなど、最高度の信頼性の評価を得ています。
オイル
電極や誘電体箔の微細な“振動”は封印されているオイルによって適度にダンプされ、オイルコン独特の滑らかな音質を演出します。このオイルにはWest Cap時代からのArizona Capacitorsの音質面での“経験知”が生かされており、また同時にPCB等の環境負荷物質を含まない環境にやさしく安全な独自のオイルが採用されています。
リード線
OFC(無酸素銅)、表面は錫60%鉛40%のハンダコートが施されており、ハンダ付けの信頼性にも配慮しています。
アウトサイド・フォイル
サボテンマーク側のリードが外側の電極(アウトサイド・フォイル)に接続されています。
グランド側にこのサボテンマーク側を接続することで、シールド効果が得られます。
容量 ±10%
耐圧 600VDC
誘電正接 1.0%以下(120Hz, Genrad 1658)
動作温度範囲 -55°~85℃