by Y下 
第49回 「私のオーディオ人生」最近完成した木製模型


裏ワザで落札したカートリッジ
裏ワザで落札したカートリッジ

昭和40年代のオーディオ雑誌の広告にSUPEX社のカートリッジが載っていたが高くて買えないのを覚えている。SUPEXのカートリッジはほとんどMC型であったが当時もMCカートリッジは高嶺の花でお金持ちのマニアしか買えなかった、もしヤフオクに出品されれば購入したいなぁと思ってヤフオクを検索していると当時のSUPEX社のカートリッジが出品されていた、このカートリッジは広告に載っていたカートリッジで正式品名はSD-700/TYPEⅡ、出品者の内容はシェルもSUPEXで動作品と内容が書いてあった、スタート価格は1000円で誰も入札は無し残りの日数は6日間、果たしてどれぐらいで落札されるのか想定外の価格になったら諦めようと思ってこのカートリッジの落札相場を見ると1件だけあった、落札価格は32000円で相当数の入札があり競合になったみたいだ、この落札価格だと買えないからここで得意の「裏ワザ」使うことにした、どのような裏ワザなのかこのコラムを読まれた方は誰でも知りたいと思う。私が考えた「裏ワザ」は一般には公開したくない、この秘密のテクニックを教えると真似される恐れがあり今後の入札はライバルになってしまうから秘密にしよう、
この「裏ワザ」で落札した価格はシェル付き12,500円です。状態も良くオリジナルのシェル付きで勿論針カバーもセットで付いた価格でこの後シェルだけ外してヤフオクに出品しました、落札価格は3,000円になり差し引き9,500円でこのカートリッジを手に入れたことになります。カートリッジ以外にもプレーヤー、真空管も安く落札しましたが出品者様にはごめんなさい!
今回落札したSUPEXのSD-700/TYPEⅡで状態は大変綺麗で動作確認しましたらさすがMCのサウンドが見事に再生されました、音質は中低域に厚みを持たせオルトフォンのSPUに高域部分が繊細感をプラスしたサウンドでさすが音質、音色とも光悦のカートリッジに似た音作りで大変レアなものと思う、





薬師寺西塔の製作
薬師寺西塔の製作

この模型の製作は大変な時間と労力をかけて製作しました、奈良の薬師寺は二人で行った懐かしい場所で当時の写真もありますが特に印象に残ったのは写真の後ろに西塔が写っていました、
薬師寺の西塔を模型で製作して当時の思い出を忘れないために作ろうと決心しました、模型は静岡にある小林工芸がこのキットを発売している。
この模型の高さは台座を含めて590mm幅は420mmでサイズは1/70で大型模型の一つです。製作日数は約4カ月を要しました、木製の模型キットはほとんど塗装をしない白木の状態ですが塗装を施すことで実体感のある模型になります。
テレビのコマーシャルで見かけるキットのメーカーでディアゴスティーニがこの模型を発売していました、デアゴスティーニは「戦艦大和」を作るコマーシャルで大々的に放映されていましたがモノつくりのマニアなら作りたい気持ちになるはずで毎週少しの費用で作れる魅力が満載であった、今回の薬師寺西塔も確か限定で72000円で販売されていた記憶があるが、完成までは大変根気のいる作業ですから途中でギブアップする方もいたと思う、
薬師寺の西塔は本物を傍で見ていますから十分時間をかけ魂を込めて作れば期待通りの作品になるはずです。また白木の状態ではリアリティーに欠けインパクトがありませんからどのように塗装を施すのか思案のしどころでもあります。


台座を含めて高さ590mm外観は六重の塔に見えますが中は三重塔で一回の部分の扉は開閉するようにしました、


塗装はラッカーを使い赤色に黄色をまぜて最後は黒色を混ぜることでくすんだ朱色が出来ます。
本体を完成してから塗装をしますとまず失敗しますから組み立てるパーツ毎に時間をかけて塗装をしますと綺麗に出来上がります。
木製キットも真空管アンプと同じで作る前にマニュアル書を熟知して製作します。
このキットメーカーの小林工芸社のマニュアル書は抽象的な書き方なので私の様な頭の悪い人間は理解するのに苦労をしましたが完成すると見事なもので リビングに飾るよりも会社の受付カウンター、病院の待合室に飾れば皆さんに注目されることは間違いありません。


屋根の裏側は組立中に塗装をした後に艶消しクリアーを吹き付けます。艶消しにしないと派手なイメージになります。
完成後は大型の人形ケースに入れて今はリビングに飾っています。リビングに飾ると大変インパクトのある作品になりました。 法隆寺大型模型
法隆寺大型模型




法隆寺の五重塔は以前に高さ48cm1/75サイズを作りましたがサイズ的にインパクトが無く細かい部分は省かれておりましたが今回の法隆寺のサイズは1/50と大変大きな模型です。この模型の高さは750mm幅420mm奥行420mmのビックサイズ模型です。模型メーカーは静岡にある小林工芸でここのメーカーは一般的にはコストが少し高いですが再現性に関しては素晴らしく実物とあまり変わらないのと細かな部分を見ると手抜きされた箇所が無い、この法隆寺を薬師寺の西塔の横に飾るとどちらも素晴らしいです。木製模型のキットは細かな作業がありプラモデルのようには簡単にはいかないが作り甲斐がある、毎日夜一時間ぐらい模型を製作しているが集中力が出て結構面白い、皆さんも挑戦して見てはいかがですか、

副業
副業

今まで1/75サイズの模型を沢山作りました。法隆寺五重塔、金堂、薬師寺東塔、興福寺、平等院などの模型を作りましたが置く場所がなくなってしまった、神社仏閣に興味のある方にこの模型を見せるとこの様な模型は高く売れるよと言われたが本当に売れるのだろうか、一度ヤフオクに出品して様子を見れば結果が出るはずだ、早速以前に製作した1/75サイズの法隆寺の五重塔を出品した、格安スタートでの出品でしたから出品した日から入札が入り始めた、この法隆寺のキットはウッディジョ―が販売している物で購入価格は28,000円ぐらいと記憶している、
ヤフオクの最終日残り10分前に入札状況を見ると現在の価格65000円と表示された、終了後に見ると68500円で終わった、こんな模型でも売れるとは思わなかったが世の中この様な模型がほしいが自分では作れない人が沢山いるのがわかった、キットでも作れない方たちはどうしても完成品を購入しないと手に入らない、
木製模型の神社仏閣の完成品は少ないからこれに味をしめて次に法隆寺の金堂も出品したらこちらも60000円と高く売れた、これから暇を見て模型を作って出品すれば副業になりそうだが手間と時間を考えると儲かったとは思えない、


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