
定年後の趣味で以前から興味のあったオーディオにのめり込んだ。まずは若い頃に使っていたスピーカーやレコードプレーヤーなど使えそうなものを引っ張り出し、次に昔欲しかったヤマハのNS-1000Mや、サンスイのAU-D907Fをヤフオクで落札した。
次に真空管アンプに強い興味を持った。YouTubeで知ったSUNVALLEY社にメールを送った所、店主の大橋慎さんから直接メールが届いて試聴させていただく事になった。試聴したその場でSV-P1616D/KT150の購入を決めた。モノ作りは好きな方なのでキットを購入して4日ほどで組み立てた。
更に興味は湧いてくる。一番音に影響するユニットはスピーカーだ。それまでの現状では密閉式は低音が重くて伸びが悪いと感じられ、NS1000Mもその傾向を感じた。
しかし、これ以上の物を求めるとしても6畳の狭い部屋と限られた予算では大きい製品や高級品には手が出ない。
そこで興味を持って期待したのがバックロードホーンの自作だった。これは、オーディオへの興味と物作りの興味とが満たされる絶好のアプローチだと思った。
(本文より抜粋)
<目 次>
001 | バックロードホーンの設計製作 |
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002 | 10cmユニット・バックロードホーンの改良 |
003 | 10cm/16cmユニット・バックロードホーンの問題点と改良 |
番外編1 | SV-S1616DとSV-P1616Dの夜景写真 |
004 | ダブルスパイラル・バックロードホーンの製作 |
番外編2 | ブルーノ・ワルター好き |